
TICAD閣僚会議開催について
平成19年3月8日
- 我が国は、3月22日(木曜日)及び23日(金曜日)の両日、TICAD「持続可能な開発のための環境とエネルギー」閣僚会議を、ナイロビ(ケニア)において、国際連合、GCA(アフリカのためのグローバル連合)、国連開発計画(UNDP)及び世界銀行との共催で、ケニア政府、国連環境計画(UNEP)の協力を得て開催する。
- この会議には、アフリカ、アジア、欧米諸国および地域・国際機関並びにNGOから約100の国、機関が参加予定である。我が国代表者が議長を務める他、西村六善気候変動担当政府代表・地球環境問題担当大使、ジャン・ピン・ガボン副首相兼外務協力仏語圏大臣等が出席する。また、潘基文国連事務総長がビデオメッセージを寄せる予定。
- アフリカ諸国においては、「持続可能な開発」が未だ遠い課題であり、開発による深刻な環境問題が貧困削減の障壁となっている。「持続可能な開発」のためには経済発展と環境保護の両立が不可欠であり、今回の会議では、貧困削減を始めとするアフリカ開発にとり重要な「環境」と「エネルギー」に焦点を当て、双方の統合的な取り組みにつき議論をする。
(参考)
- TICAD(アフリカ開発会議):日本政府が主導して、国連、世銀等と共催で開催するアフリカ開発を主題とする国際会議。1993年以降、3回の首脳レベルの会議を開催。TICAD III 以降、2004年にアジア・アフリカ貿易投資会議(東京)、2006年2月に平和の定着会議(エチオピア)を開催。2008年にTICAD IV を日本で開催予定。
- GCA(アフリカのためのグローバル連合):アフリカ開発の各分野に関し、政策面での呼びかけを行うべくアフリカ諸国とドナー諸国(米、英、加等)、国際機関、NGO等との橋渡しを行うことを目的として設立された国際的NGO。