記者会見

鈴木外務副大臣会見記録

(平成25年4月25日(木曜日)17時30分 於:本省会見室)

冒頭発言-モンゴル訪問について

【鈴木副大臣】私は、4月28日から30日まで、モンゴルを訪問いたします。
 今次訪問では、4月29日にウランバートルで開催されます、第7回民主主義共同体閣僚級会合に出席して、民主主義の推進に関する我が国の取組を国際社会に紹介する予定でございます。
 また、この機会にモンゴル側要人と個別に会談をいたしまして、3月末の安倍総理のモンゴル訪問のフォローアップを行うとともに、今後の日・モンゴル間の協力について意見交換を行う予定です。
 我が国にとって、モンゴルは共通の価値観を有する地域の重要なパートナーであります。安倍総理がモンゴル訪問の際にも指摘いたしました「自由・民主」、「平和」、「助け合い」という3つの精神に基づいて、共通の外交目標である「戦略的パートナーシップ」の強化に向けて関係を発展させるべく、モンゴル側と共に努力していく考えでございます。

民主主義共同体閣僚級会合

【時事通信 佐々木記者】この民主主義共同体(閣僚級会合)には何カ国参加するのですか。

【鈴木副大臣】民主主義共同体は、国際社会における民主化を促進させることを目的といたしまして、米国とポーランドの主導で2000年に設立された政府間のフォーラムでございます。約70カ国だそうでございます。

日韓関係

【朝日新聞 二階堂記者】最近、歴史認識をめぐって日本と韓国のほうでお互いに、相手の国に対して認識が違うというやりとりが続いていると思うのですが、このような事態について副大臣はどのように見ていらっしゃるのかというのと、どういうように沈静化といいますか、今後、どういうように対応していきたいとお考えでしょうか。

【鈴木副大臣】歴史認識の問題は、それぞれの国で思いはそれぞれあるわけでありまして、まさにいろいろ、今回の閣僚の靖国参拝をめぐったりする件についても、韓国や中国が反発しているということは十分承知をいたしているところでございます。
 ただ、歴史認識の問題、これをあまり政治問題化、外交問題化にすることは好ましくないと思います。こういった大きな問題はありますけれども、中国にしても、韓国にしても、日本にとって非常に大切な、重要な国でありますから、それぞれ大局的立場に立って両国の関係を進めていくことが大切なのだなと、私はそういうように思っています。
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