記者会見
川村外務報道官会見記録
(平成27年2月18日(水曜日)16時32分 於:本省会見室)
冒頭発言-平成26年度外国人の受入れと社会統合のための国際ワークショップ「医療分野における外国人と外国人材~コトバと文化の壁を越えて~」の開催
【川村外務報道官】来る2月25日,外務省は,国際移住機関(IOM)及び葛飾区との共催で,平成26年度「外国人の受入れと社会統合のための国際ワークショップ」を,かつしかシンフォニーヒルズ・アイリスホールで開催いたします。
日本で生活する外国人や観光で日本を訪れる外国人にとって医療は重要な問題です。また,2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控えて,今後更に訪日外国人が増えることが見込まれており,このような中で,日本で安心して医療を受けられる体制づくりが求められているところです。
今回のワークショップでは,グローバル化や高齢化が進行する日本の現状を踏まえて,外国人の受入れと社会統合を図る上で医療分野における外国人と外国人材に関わる問題に焦点を当てて議論します。
具体的には,「医療分野における外国人と外国人材~コトバと文化の壁を越えて~」というテーマの下で,国内外の有識者が,「グローバルな時代の医療のあり方と外国人の医療」,「医療通訳」及び「外国医療人材活用の方向性」の3点について議論することになります。
また,中山泰秀外務副大臣が開会の挨拶を行う予定でおります。
日中韓外相会議の開催見通し
【時事通信 松本記者】日中韓の外相会談に関してお伺いします。現在,3か国で外相会談の日程調整をしているかと思うのですけれども,現在の調整状況はどうなっていますでしょうか。あわせて,外相会談が実現した場合に,日本側として期待する成果等がございましたら教えてください。
【川村外務報道官】日中韓の外相会議については,いろいろな報道が出ておりますが,あり得べき日中韓の外相会議の具体的な日程あるいは場所ということにつきましては,未だ確定しておりません。引き続き,調整を続けたいと思います。
我が国としましては,中国,韓国と協力しつつ,日中韓三国の協力を未来志向で強化するために日中韓外相会議を一貫して重視してきたところです。本件は議長国が韓国ですけれども,その韓国を中心に,引き続き会議開催に向けた努力が前に進むようにということを強く期待しています。
仮に本件会議が実現した場合の中身につきましては,これは個別のやりとりとなりますので,この時点ではお答えを控えさせていただきたいと思います。
アジア・アフリカ会議(バンドン会議)
【共同通信 久下記者】4月下旬にバンドン会議が開かれる予定になっておりますが,出席者がもう決まっているのかということと,本日一部,総理が出席する方向で検討されるという報道もありましたけれども,もし総理が出席された場合は小泉さん以来の10年ぶりになるのか等々を教えてください。
【川村外務報道官】アジア・アフリカ会議,いわゆるバンドン会議が開かれるということで,種々,報道が出ているわけですが,ご質問のバンドン会議60周年記念行事への安倍総理の出席につきましては,現時点では何ら決まっているということではありません。
前回,小泉総理が本件会議に出席されたのがいつかということですが,2005年4月にバンドン会議50周年記念行事が開かれ,当時の小泉総理が出席しています。