記者会見
佐藤外務報道官会見記録
(平成26年11月19日(水曜日)16時35分 於:本省会見室)
冒頭発言
(1)第7回太平洋・島サミットのロゴマークの発表
【佐藤外務報道官】お手元にロゴマークの発表,それから,フラガールへの委嘱という資料がございますけれども,ロゴマークの発表につきましては,来年の5月22から23日に福島県いわき市で開催予定であります,第7回太平洋・島サミットのロゴマークが決定されました。
こちらにありますけれども,そもそも,この太平洋島嶼国との関係につきましては,我が国はこれらの国々との関係を強化するということで,共通の課題,あるいは太平洋地域の繁栄と安定ということに一緒に取り組む,そのために首脳レベルの議論を行う太平洋島サミットというものを1997年から3年ごとに開催してきております。来年の福島県いわき市で開催予定のものが第7回目となります。
この太平洋島サミット,英語の頭文字を取りまして,PALMの略称で知られております。ロゴマークは,中央にパーム,ヤシの木。そして,そのパームのちょっと後ろに,これは3色の虹なのですけれども,日本と太平洋島嶼国をつなぐ架け橋ということで,この3色の虹が使われ,パームと虹で構成されているのが中央部分です。
そして,左側は「キビタン」,それから,右側は「ミュウ」という,それぞれ福島県といわき市のキャラクターであります。この第7回のサミットが福島県いわき市で開催されることにちなんで,このようなロゴマークになることが決定されました。
そして,このロゴマークですけれども,これは,このサミット関連事業の公式シンボルとして使用されますし,そのほか交流の促進とか相互理解の増進に寄与するものと認められるような事業についても使用される予定です。
(2)第7回太平洋・島サミットのフラガールへの委嘱
【佐藤外務報道官】それから,関連してもう一件ございまして,スパリゾートハワイアンズの「フラガール」の皆さんに対して,第7回太平洋・島サミットの広報親善大使として,広報業務を委嘱することが決定されました。これは,前回の沖縄サミットの際にも広報親善大使として委嘱が行われましたので,第2回目の委嘱となります。
フラガールは,太平洋島嶼国を起源とする踊りを多く取り入れておりまして,太平洋島嶼国との関係が深く,サミット,そして太平洋島嶼国について幅広く広報していただくことに加えて,東日本大震災の被災地の復興についての発信にも貢献していただくことが期待されております。
小笠原諸島周辺海域等における中国サンゴ船問題
【共同通信 松浦記者】島サミットではないのですけれども,本日,自民党でありました外交や防衛等の合同部会で,小笠原でのサンゴ密輸について,被害状況を英語等で発信するように外務省のほうに話があったと伺ったのですが,これはその時期や内容について,今,お考えのものがあったら教えてください。
【佐藤外務報道官】サンゴの今のお話の状況につきましては,機会を捉えて,質問に答える形で,あるいは質問がなくても適切な機会を捉えまして,状況についての説明を,英語のプレス,外国プレスの方々にやっております。
党の議論のほうは,まだ伺っておりませんが,既に英字紙には報道がなされているような状況であると承知しております。