談話
最近のイラク情勢について(外務大臣談話)

平成26年6月19日

英語版 (English)

1 6月10日以降,テロ組織を中心とする武装勢力の攻撃により,モースル市を始めとするイラク北部の都市が占拠され,多くの犠牲者が出ている事態を深く憂慮しています。

2 我が国は,今回の武装勢力による攻撃を強く非難するとともに,引き続きこうしたテロ組織に対するイラク政府及びイラク国民の闘いを支持します。また,我が国は,対イラク支援の一環として,今回の事態により発生したイラク国内避難民に対する国際機関を通じた人道支援の実施について,検討を行っているところです。

3 我が国は,16日,先般の第3回国民議会選挙の結果が確定したことを歓迎します。我が国はイラクの全ての政治勢力に対し,選挙結果に基づいて,早期に新たな政府を発足させるために協力していくよう求めます。

4 我が国は,イラクが宗派を超えた全ての国民の権利を尊重し,新政府の形成を通じて国家的統一を実現することを求めるとともに,イラク国民が一体となって,現下の困難を乗り越えていくことを期待します。

5 また,政府としては,引き続き邦人保護に万全を期す考えです。

【参考1】武装勢力の動向

  • 6月6日以降,「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」を始めとする武装勢力が攻勢をかけ,10日に北部の都市モースル及びティクリートを制圧。同武装勢力は南下を続け,現在も各地でイラク軍・治安当局との間で戦闘継続。
  • イラク最大の製油所であるベイジ製油所の一部をISILが管理下においたとの報道あり(18日)。
  • ISILは,モースル付近にてインド人建設労働者約40名を誘拐(18日)。

【参考2】第3回国民議会選挙結果確定

 6月16日,独立高等選挙委員会報道官は,第3回国民議会選挙の暫定結果が連邦最高裁判所により承認され,最終的な結果が確定した旨発表。(なお,ジュブーリー前国民議会人権委員会委員長(スンニー派)を含む4名の当選者については,刑事事件の訴追対象となっていることから,同事件の公判の結果を待って,後刻発表される。)


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