- 我が国政府は,4月25日(水曜日)(米国東部時間),潘基文国際連合事務総長により高須幸雄氏が国際連合事務次長(管理局長)に指名されたことを歓迎します。
- 管理局長は,国連におけるマネージメント全般を担当する重要なポストであり,国際連合が現代の国際社会に応じた機関へと改革される上でその任務は益々重要となっています。潘基文国際連合事務総長は、マネージメント改革を優先課題として位置づけています。
- 我が国政府としては、高須幸雄新事務次長が、これまでの経験を生かしつつ,国連の実効性と効率性を高め,その機能を強化する上で尽力されることを期待します。
(参考)
- 国連事務次長は,国連事務総長,副事務総長に次ぐ幹部であり,国連事務局ニューヨーク本部には14の事務次長ポストがある。(ジュネーブ,ウィーン,ナイロビの各本部の事務所長,基金・計画の長等を含めれば事務次長クラスは約30ポストとなる)。日本人が国連事務次長に就任するのは,高須氏が8人目となる。
- 前任の事務次長(管理局長)はアンゲラ・ケーン氏(ドイツ)。日本人が管理局長を務めるのは今回が初めて。
- 我が国出身の国連事務次長歴任者
赤阪清隆 広報局長 2007-2012年
田中信明 軍縮局長 2006-2007年
阿部信泰 軍縮局長 2003-2006年
大島賢三 人道問題担当事務次長 2001-2003年
法眼健作 広報局長 1999-2000年
明石康 広報局長・軍縮局長・人道問題担当事務次長 1979-1997年
赤谷源一 広報局長 1978-1979年
国連事務局による発表は米国東部時間4月25日(水曜日)の定例記者会見で行われた。定例記者会見の内容は以下の国連ホームページで確認可能。
(国連ホームページへリンク)
http://www.un.org/News/briefings/docs/2012/db120425.doc.htm