談話・コメント

外務大臣談話

玉木賢策 大陸棚限界委員会委員(外務省参与)の逝去について

平成23年4月7日

  1. 玉木賢策大陸棚限界委員会委員(外務省参与)が出張中のニューヨークで逝去されたとの報に接し,悲しみに耐えません。御遺族に対し,日本政府を代表して哀悼の意を表します。
  2. 玉木委員は,海洋地質学,特に海洋底変動学の分野における国際的な第一人者としての知見を活かして,9年間にわたり,大陸棚限界委員会の我が国選出の委員として,国連海洋法条約に基づく大陸棚限界の設定を通じての海洋秩序の構築とその発展に多大な貢献をされました。
  3. 玉木委員の生前の御功績を偲び,心から御冥福をお祈りするとともに,謹んでお悔やみを申し上げます。

参考

  1. 玉木賢策 大陸棚限界委員会委員
      東京大学海洋研究所教授を経て,東京大学大学院工学系研究科エネルギー・資源フロンティアセンター長,教授。2002年に大陸棚限界委員会の委員に選出され,以後2期(2002年~2007年。2007年~現在まで),計9年間大陸棚限界委員会委員を務める。我が国の海洋研究分野の第一人者。2010年3月より,外務省参与。
     2011年4月5日22時37分(現地時間。日本時間4月6日11時37分),ニューヨークの病院にて逝去。享年62歳。
  2. 大陸棚限界委員会
      各国の大陸棚延長申請を審査する目的で,国連海洋法条約によって設置された委員会で,海洋地質,地球物理,水路学等を専門分野とする21名の科学者で構成。委員は,同条約締約国会合における選挙で選出。
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