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領事の手帖
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領事の手帖(32)
「ロサンゼルスでの「在外選挙人登録」」に向けての奮闘!!
2006年3月
 ロサンゼルス総領事館の管轄する南カリフォルニアには、多くの日本人が住んでおり、ロサンゼルス地域だけで約5万人にのぼっています。しかし、在外選挙人の登録者数はその10分の1以下の約4千人でしかないため、領事出張サービスを増やすなどして登録者数の拡大に向けて奮闘しています。

 登録者を増やすためには、日本人の集まるイベントに実際に足を運び、登録を呼びかけることも多いのですが、初めてこれを行ったときは慣れないこともあり大変でした。それは、昨年夏に開催された「日本人夏祭り」において登録を呼びかけたときのことです。会場は屋台や催し物等で大変な人混みでしたが、場違いでもあるのか、私たちが設けた選挙、登録所には誰も来てくれません。初めは声をかけるのがなんとなく恥ずかしくてただ誰かが来てくれるのを根気よく待っているだけでした。しかし、しばらくして、こんなことをしていたら、1人も登録してくれないのではないかと不安になってきました。そこで思い切って通りかかった人に「選挙人登録がまだお済みでなければ、この機会に是非登録をお願いします」と声をかけました。すると「まだ登録していないから登録するよ」と気持ちのよい返事が返ってきました。たったそれだけのことですが、初めて声をかけた方に、選挙人登録をしていただけたことで、少々大げさですが飛び上がるほど嬉しい思いがしました。これがきっかけとなり、その後は行き交う人達にどんどん声をかけることができ、おかげでその日はなんと100名以上の登録ができました。

 選挙人登録を促すことは容易ではありません。登録を呼びかけると、しばしば「日本での住民票を抜いていない」とか「アメリカにきて数十年もたっているので、日本の選挙には関心がない」、「現在の比例代表選挙しか投票できないのでは、関心がない」、「わざわざ領事館まで投票にいくのは面倒である」と言われ、応じて頂けないことが少なくありません。そうした反応に対してもくじけることなく選挙人登録の意義と重要性を訴え、地道な働きかけを続ける必要があると信じています。幸い、来年の参議院議員選挙からは選挙区選挙の投票も可能となるよう準備が進んでおり、海外の邦人の皆さまの関心も高まることが期待されています。当館は本年2月中旬から3月中旬にかけての1ヶ月間を「領事キャンペーン月間」と位置付け、選挙人登録の促進に向けて一層奮闘してきました。私自身も、日本人の集まる各種イベントがあれば、これからも積極的に参加し、どんどん声をかける予定です。皆さま、選挙人登録へのご登録を是非よろしくお願いいたします。

(在ロサンゼルス総領事館 領事 出木場 勝)
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