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大津波からモルディブの首都住民を守った日本の防波堤

 2004年末にアジアを襲ったスマトラ沖大地震及びインド洋津波は、未曾有の被害をもたらしたが、被災国の一つであるモルディブの首都からは、日本の支援で建設された防波堤のおかげで住民が守られたとの、うれしい声が届いている。
 モルディブの首都であり同国最大の島であるマレ島は、今回の大津波により島の3分の2が水につかりながらも、他の被災国のような深刻な被害は伝えられていない。マレ島は、海抜が1.5m程度で平坦な地形のため高潮の被害を受けやすく、過去において浸水の被害を繰り返し受けていた。
 それにもかかわらず、今回の大津波で深刻なダメージを被らなかった背景には、日本政府からの無償資金協力(総額約75億円)により、同島の周囲に建設してきた護岸(防波堤)が、押し寄せる津波の「壁」として島を守ったことにあった。
 日本政府は、1987年に発生したサイクロンにより同島が高潮の被害を受け首都機能が麻痺した際、同年から1989年にかけて緊急事業として、マレ島南部の護岸堤建設を行った。1994年からは、西岸(第1次)、東岸(第2次)、南岸(第3次)と各岸に護岸を建設し、第4次としてマレ島の玄関口である北岸で行った建設は2002年に終了していた。
 日本政府の支援で建設された護岸が、今回の大津波からマレ島を守り、同島における被害を最低限に食い止めたことについては、国内各メディアもとりあげており、「日本のおかげで助かった」、「日本が作ってくれたあの壁がなかったら今頃マレはもうない」等地元住民の感謝の声を伝えている。


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