国連外交

平成26年10月16日
10月15日(水曜日)17時10分から約20分間,城内実外務副大臣は,日UNCEF政策協議のため来日中のヨーカ・ブラントUNICEF事務局次長の表敬を受けたところ,やり取りの概要は以下のとおりです。
 
1 城内外務副大臣より,以下のとおり述べました。
(1)UNICEFは我が国の外交・援助政策上重要なパートナーであり,最も脆弱な子どもたちへの支援を重視するというUNCIEFの衡平性原則は,我が国の主要外交課題である人間の安全保障の推進に大きく貢献している。
(2)エボラ出血熱や中東情勢への対応として,我が国は,国連総会において安倍総理から追加支援を表明。この中にはUNICEF経由も含まれており,現場での支援を効果的に実施していただきたい。
(3)来年3月に仙台で開催される第3回国連防災世界会議には,UNICEFの積極的な協力をお願いしたい。
(4)UNICEFとの連携強化のためにも,邦人職員の増強をお願いしたい。
 
2 これに対し,ブラント事務局次長より,以下のとおり述べました。
(1)強固な日UNICEFのパートナーシップに感謝。また,日本政府からの拠出に大変感謝している。特に,日本によるエボラ出血熱や中東情勢への対応のための追加支援は時宜を得た迅速なものである。
(2)防災はUNICEFの優先課題であり,第3回国連防災世界会議においても緊密に協力したい。
(3)邦人職員増強についても,きちんと対応したい。
 
(参考)日UNICEF政策協議
 外務省とUNICEFの局長レベルで,1989年以降毎年開催。本年は,10月15日,城内外務副大臣表敬の前に,第25回政策協議が行われた。

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