外務副大臣・外務大臣政務官
モハメッド国連事務総長特別顧問(ポスト2015年開発アジェンダ担当)による木原外務大臣政務官表敬
平成26年6月23日
6月23日,木原外務大臣政務官は,来日中のアミーナ・モハメッド国連事務総長特別顧問(ポスト2015年開発アジェンダ担当)(Ms Amina J. Mohammed, Special Advisor to the Secretary-General of the United Nations on Post-2015 Development Planning, Assistant Secretary-General)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 木原大臣政務官より,概要以下のとおり述べました。
- (1)保健や教育等,まずは現行のミレニアム開発目標(MDGs)で未達成の分野をしっかり達成していくことが必要。その上で,格差の拡大や衡平性といった新たな課題にポスト2015年開発アジェンダで取り組んでいきたい。
- (2)ポスト2015年開発アジェンダは,人間の安全保障を一つの理念としつつ,包摂性,持続可能性,強靱性という方向性を取り込んでいくことが必要。特に,包摂性を確保するという観点から,保健におけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジや防災が重要。
- これに対し,モハメッド特別顧問より,概要以下のとおり述べました。
- (1)MDGs及びポスト2015年開発アジェンダにおけるこれまでの日本の貢献に感謝。ポスト2015年開発アジェンダは,現場で実施可能な簡潔なものとする必要がある。
- (2)人間の安全保障の観点から重要な具体的分野は,平和構築と気候変動であると考える。
- (3)メディア,ビジネス界,国会議員の果たす役割も大きい。来年9月の採択に至るまで,引き続き日本の貢献に期待している。
- (参考1)モハメッド国連事務総長特別顧問(ポスト2015年開発アジェンダ担当)
ナイジェリア出身。大統領上級特別顧問(MDGs担当)等を務め,2012年7月より現職。国連事務総長の下,ポスト2015年開発アジェンダ策定プロセスを束ねる立場にある。 - (参考2)ポスト2015年開発アジェンダ
ミレニアム開発目標(MDGs)の達成期限である2015年より先の国際開発目標。来年秋の国連サミットで採択されることとなっている。