持続可能な開発のための2030アジェンダ

令和7年6月10日
SDGs推進本部会合で発言する石破総理大臣 (写真提供:内閣広報室)
SDGs推進本部会合の会場の様子 (写真提供:内閣広報室)

 6月10日、石破茂内閣総理大臣(SDGs推進本部長)は、林芳正内閣官房長官(同副本部長)、岩屋毅外務大臣(同副本部長)及び他の国務大臣等の出席の下、総理大臣官邸において持続可能な開発目標(SDGs)推進本部会合(第16回)を開催しました。

  1. 本年、4年ぶり3回目となるSDGsに関する自発的国家レビュー(VNR)を実施しており、今回のSDGs推進本部会合では、我が国のSDGs達成に向けた取組をまとめた報告書を決定しました。
  2. 会合中、林芳正内閣官房長官、岩屋毅外務大臣、浅尾慶一郎環境大臣、あべ俊子文部科学大臣、坂井学国務大臣、鈴木馨祐法務大臣、伊東良孝国務大臣、辻󠄀清人内閣府副大臣、穂坂泰デジタル副大臣、横山信一財務副大臣、仁木博文厚生労働副大臣、古川康国土交通副大臣、本田太郎防衛副大臣、西野太亮内閣府大臣政務官、今井絵理子復興大臣政務官、川崎ひでと総務大臣政務官、山本佐知子農林水産大臣政務官、竹内真二経済産業大臣政務官の計18名から、それぞれの所掌のSDGsの達成に向けた取組や今後の計画等について発言がありました。
  3. 会合の最後に、石破総理大臣から、以下のとおり述べ、今回の「自発的国家レビュー」報告書にとりまとめた取組や課題を踏まえ、あらゆる関係者との協力を深めながら、「誰一人取り残さない」社会の実現に向けた取組を一層加速していくよう関係閣僚に指示しました。
    1. 国際社会は複合的危機に直面し、2030年までのSDGs達成は大きな困難に直面しています。こうした中、「人間の安全保障」の理念の下、人間の尊厳が守られる世界を実現すべく、我が国を含む国際社会全体が、SDGs達成に向けた努力を加速していく必要があります。
    2. 今回の報告書では、少子高齢化、地方創生、防災といった社会課題への取組を紹介しつつ、課題先進国として、社会課題の解決を成長のエンジンに転換させ、持続可能な経済・社会システムを構築する決意を示しています。日本は、ぶれることなくSDGs達成に向けた取組を進めます。
    3. 現在開催中の大阪・関西万博は、SDGsやウェルビーイングが実現された世界を考えるヒントを得る絶好の機会です。2年後にはGREEN EXPO 2027も控えています。こうした国際行事を契機として、世界の人々の英知を集約し、SDGs達成に向けて国際社会との連携を強化していきます。

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