| (1) |
大量破壊兵器の運搬手段となる弾道ミサイルの拡散防止に関しては、1987年にG7が中心となって発足したミサイル技術管理レジーム(MTCR)の輸出管理協調の枠組みがある。 |
| (2) |
冷戦終焉後、MTCR非参加国間のミサイル拡散や懸念国国内におけるミサイル開発が進み、1990年代後半には世界的なミサイル拡散傾向は明白なものとなった(1990年代後半には1998年4月のパキスタン(ガウリ)、7月のイラン(シャハブ3)、8月の北朝鮮(テポドン)、1999年4月のインド(アグニ2)、パキスタン(ガウリ、シャヒーン)などミサイル発射が相次いで実施された。)。 |
| (3) |
こうした状況の中で、MTCRでは、これまでの輸出管理の協調だけでは、弾道ミサイルの拡散を防止することはできず、これを補完する国際的な枠組みが必要であるとの気運が高まり、MTCRを中心に国際的な規範作りの検討を開始し、2001 年9 月のMTCR オタワ総会で、MTCR 内の議論を終了した。 |
| (4) |
その後、「全ての国に開かれた普遍化のプロセス」(2002年2月のパリ会合(78カ国参加)、2002 年6 月のマドリッド会合(96 カ国参加))を経て、2002年11月、オランダのハーグで「弾道ミサイルの拡散に立ち向かうための国際行動規範(ICOC)」が93カ国の参加を得て採択された。同規範は、採択地にちなんで、「弾道ミサイルの拡散に立ち向かうためのハーグ行動規範(HCOC)」と称することとなった。
|