平成20年11月
1.2008年7月に開催されたG8北海道洞爺湖サミットにおいて、我が国の提案により、「3Sに立脚した原子力エネルギー基盤整備に関する国際イニシアティブ」が開始されました。これは3Sの重要性に関する意識を国際的に高め、原子力エネルギーの導入に必要な3S及び関連する基盤整備を国際協力によって支援することを目的としたものです。
2.本イニシアティブは、原子力平和利用の基礎条件整備に関するG8で初のイニシアティブです。本イニシアティブの下IAEAと協力して又はIAEAの活動を補完するものとして、以下の内容が設定されています。
3.本イニシアティブの下、2008年8月にIAEAを通じた東南アジア諸国に対する3Sセミナーである、「原子力発電導入に関する3Sアジア地域セミナー」がベトナムで開催されました。今後、3Sに関する各種会合の開催や、IAEAの場を通じた意見交換、3Sに関する各国の活動の調整・推進が行われる予定です。