国連外交

安倍昭恵総理夫人の米国訪問

(平成26年9月22日~26日)

平成26年10月9日

英語版 (English)

 平成26年9月22日(月曜日)から26日(金曜日)まで,安倍総理夫人は国連総会等に出席するため米国を訪問した安倍総理に同行し,様々な交流活動を行いました。

1.9月22日

  • 写真1

セーフホライズン・ブルックリン児童擁護センターの視察

 午後2時15分から3時00分まで,安倍総理夫人は,滞在中のニューヨークにおいて,セーフホライズン・ブルックリン児童擁護センターを訪問しました。セイフホライズンとは,ニューヨークを拠点に活動する犯罪及び虐待被害者支援団体であり,訪問したブルックリン児童擁護センターでは,虐待を受けた児童と影響を受けた家族の回復に関する取り組みが行われています。虐待児童が複数の組織から繰り返し虐待に関する聞き取り調査を行われることで心的外傷を悪化させるのを防ぐため,同センターでは関係する警察当局,児童行政当局,各種専門家がチームとして家庭調査や児童及び家族のカウンセリングを行っているのが特徴です。
 安倍総理夫人は,児童のカウンセリングルーム,子供服部屋,虐待容疑者取り調べ室,警察当局の詰め所などを視察し,専門家との間で同センターにおける具体的取組みや日本とアメリカにおける児童擁護のあり方などについて意見交換しました。

2.9月23日

  • CSISでのスピーチ
  • 和食ディナーでの挨拶

(1)米戦略国際問題研究所(CSIS)主催セミナーへの出席

 安倍総理夫人は,午前11時から約2時間,ワシントンD.C.において「CSISウィメノミクスセミナー」に参加し,基調講演を行いました。同セミナーには,日米企業関係者,政府関係者,国際協力に携わるNGO等が出席し,日本の女性の社会参画や経済的エンパワーメントに関する日米の共通の課題について,議論が行われました。
 安倍総理夫人は基調講演において,自身も参加した「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」(WAW!Tokyo2014)の様子を報告しつつ,日本における女性の活躍促進及び女性のエンパワーメントのための国際協力等について伝え,多くの好意的反響を得ました。

(参考)「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」(WAW!Tokyo2014)
 9月12日から14日にかけて東京にて開催。クリスティーヌ・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事をはじめ世界各国及び日本各地から女性分野で活躍するトップ・リーダーが約100名出席し,経済やグローバルな課題における女性の活躍促進やエンパワメントについて議論が行われ,「WAW!To Do」と呼ばれる12の提案がまとめられました。

(2)日本産品の魅力発信食ディナーイベント(和食ディナーイベント)への出席

 午後7時45分から9時10分まで,安倍総理夫人は,滞在中のニューヨークにおいて,農林水産省が主催する「日本産品の魅力発信食ディナーイベント(和食ディナーイベント)」に出席しました。
 同イベントは,同地の経済人,メディア関係者,食関連事業者など約120名を招待し,米国人シェフが日本を訪問して現地で選んだ食材を用いて和食を提供することにより,和食の魅力を伝えるものです。
 安倍総理夫人は,冒頭挨拶の中で「和食は,季節感を大事にし,素材の持ち味を生かす料理であり,多くの人々に和食の素晴らしさを知っていただきたい」と伝えました。また,米国の著名なフードライターや経済人と懇談を行い,食文化を通じた日本への理解促進に努めました。

3.9月24日

  • ウィメノミクスセミナーでのスピーチ
    ウィメノミクスセミナーでのスピーチ
  • キャラ弁写真展ワークショップ
    キャラ弁写真展ワークショップ
  • イザベラ高齢者センターの訪問
    イザベラ高齢者センターの訪問

(1)日米ウィメノミクスセミナーへの出席

 午前9時30分から約1時間,安倍総理夫人は,「日米ウィメノミクス・セミナー(US-Japan Womenomics Seminar)」に参加しました。同セミナーには,八丁地隆・日立アメリカ会長やアン・マリ-・スローター新アメリカ財団理事長らが出席し,企業における女性の積極的登用や意識改革等,女性の活躍支援策等についてスピーチしました。
 安倍総理夫人は基調講演を行い,先般東京で開催された「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」(WAW!Tokyo2014)の様子や総理夫人本人の経験等も踏まえて,女性らしい母性を大切にした女性が輝ける社会のあり方や,異次元の働き方を実践する日本女性等について伝えました。

(2)食育プログラム・「キャラ弁」写真展への出席

 午前10時45分,安倍総理夫人は,「キャラ弁」写真展のオープニングイベントに出席し,テープカットに参加しました。
 同写真展は,日本食・食文化の魅力を発信する農林水産省主催の食イベントの一環で,米国でも人気の「キャラ弁」をテーマにして実施された写真コンテスト「TOMODACHI CHARACTER BENTO CONTEST 2014」の応募作品の中から,特別賞4作品をはじめとする入選30作品の展示を行うものです。
 安部総理夫人は,お弁当には子どもの栄養バランスを考え,すくすくと大きくなってほしいという親の愛情が込められており,こうした日本の「BENTO」文化が,世界に幅広く受け入れられることを願うと挨拶をしました。
 また,続いて行われたワークショップでは,料理研究家の千葉真智子氏が講師となり,日中の小学生にキャラ弁作りを指導しました。安倍総理夫人は,子どもたちが和気藹々とキャラ弁を作る様子を視察しました。

(3)イザベラ高齢者センターの視察

 午後0時15分から午後1時まで,安倍総理夫人は,イザベラ高齢者センターを訪問しました。イザベラ高齢者センターとは,医療看護施設と高齢者アパートを有する高齢者用総合施設であり,高齢者向けアパートには30名近い日本人も入居しています。
 ケーター代表他の案内の下,センター内を視察した後,安倍総理夫人は,日本から持参した「昭恵米」(注:安倍総理夫人本人が無農薬,無化学肥料で栽培するお米)を含む昼食をともにしながら,入居者と親しく懇談しました。
 挨拶の中で安倍総理夫人は,高齢者が元気で長生きできることは素晴らしいことであり,日本にとって最も大切な国であるアメリカで,日米の高齢者が仲良く暮らしておられることは大変心強い旨伝えました。ケーター代表からは,日系人を同センターに受け入れたことで日本の伝統と価値観が伝わったことは自分たちにとっても有意義なことである旨を伝えました。
 最後に安倍総理夫人は,安倍総理自筆の「夢」が彫られた瓦の置物と「昭恵文庫」を贈呈し,入居者からはお礼にコーラスが披露されました。

(参考)「昭恵文庫」
 安部総理夫人は,訪問国における日本語学習・日本文化の更なる普及や交流の促進に役立つようにとの願いから,関連団体の協力を得て,訪問国において日本語・日本文化の講座を有する教育機関等に日本関連書籍や日本語教材等を寄贈しています。

4.9月25日

  • オーティズム・スピークス年次総会
  • ミシェル・オバマ大統領夫人との懇談
  • ハウジング・ワークス訪問
  • アキレス・インターナショナルとの交流

(1)オーティズム・スピークス主催者との挨拶

 午前8時40分から8時50分まで,安倍総理夫人は,オーティズム・スピークス第7回年次会合の場を訪れ,主催者であり同団体の創設者であるスザンヌ&ボブ・ライト夫妻,共催者のバン・スンテク国連事務総長夫人他に挨拶を行いました。
 同団体は,自閉症の科学的研究や啓発等を行う,世界で主導的な役割を果たしているNGOで,2008年以降毎年9月の国連総会ハイレベル・ウィークにあわせて年次会合を行っています。安倍総理夫人は昨年同会合に出席しました。

(2)ミシェル・オバマ大統領夫人との懇談

 午前11時20分から約30分間,安倍総理夫人はミシェル・オバマ米大統領夫人と懇談しました。今般の懇談は両者の初対面となりましたが,冒頭,両夫人は互いにこうしてお会いすることができて大変嬉しい旨述べました。その後の懇談では,安倍政権の最重要政策の一つである「女性の輝く社会」の実現や,双方の関心事項である食品の安全等における活動をはじめ,それぞれ取り組んでいる活動について意見交換しました。また,日米間の友好親善関係の更なる強化のため,互いに協力していくことを確認しました。

(3)ハウジング・ワークス(HIV/AIDS患者施設)視察

 午後3時30分から午後4時15分まで,エイズとホームレスの双方の問題を抱える者に対する医療ケア,住居の世話,職業訓練等において顕著な活動をしているNGOであるハウジング・ワークスを訪問しました。入居者などから施設の案内を受けた後,入居者やスタッフと,入居者が同施設に入居することになるまでの経緯と入居後の生活状況,支援者と患者との間の協働,アメリカ社会におけるHIV/エイズの受け止め方等について意見交換を行いました。安倍総理夫人は,これまでHIV/エイズに高い関心をもって関わってきたこと,同施設が患者が自信を取り戻す上で大きな役割を果たしていること,HIV/エイズ問題への取り組みにおいては社会全体として協力することが重要であると伝えました。

(4)アキレス・インターナショナル(障害者ランナー団体)との交流

 午後5時から午後5時45分まで,セントラル・パークにおいて,マラソンの達成感を障害者に広げることを目的とした団体であるアキレス・インターナショナルのメンバーやランナーたちと交流を行いました。視覚障害を持つランナーや,ハンドサイクル及び車椅子によるランナーと意見交換を行った後,安倍総理夫人によるかけ声により,アキレス・インターナショナルのメンバーによるランニングが行われました。

5.9月26日

  • 写真2

アジア女子大学主催朝食会への出席

 安倍総理夫人は,午前8時からアジア・ソサエティー&ミュージアムにおいて約1時間半,アジア女子大学主催の朝食会に出席しました。同朝食会には,ジョセット・シーラン・アジア・ソサエティ会長,シーナ・アイエンガー・コロンビア大学教授及びアジア女子大学の支援者ら約50名が出席し,女子教育の重要性等について話し合いました。
 朝食会の冒頭では,安倍総理夫人が挨拶し,自身も参加した「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」(WAW!Tokyo2014)の様子を報告しつつ,女性が輝ける社会を実現するためには教育が重要であることについて話をしました。

(参考1)アジア女子大学(AUW:Asian University for Women)
 2008年創立,バングラデシュのチッタゴン地域を拠点とする。南アジア及び東南アジアの農村部や難民コミュニティ,貧困地域の才能を持つ女性に高等教育を提供する大学。2000年2月,カマール・アマッド氏が世界銀行の高等教育タスクフォースでアジア大学を提案,学長はフーネン・クー氏。
 2011年2月にはシェリー・ブレア元英首相夫人が,2013年2月には安倍昭恵総理夫人がパトロンとしてAUWの活動に参加。

(参考2)主な出席者
 ジョセット・シーラン(アジア・ソサエティ会長)
 シーナ・アイエンガー(コロンビア大学教授)
 ムルサル・ハマラ(アフガニスタン財務当局麻薬対策担当官・2014年アジア女子大学卒業生)他


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