国連外交
カーン国連テロ対策実施タスクフォース事務局長による宇都外務大臣政務官表敬
平成27年3月17日

平成27年3月16日,宇都隆史外務大臣政務官は,外務省の招へいにより来日中のカーン国連テロ対策実施タスクフォース(CTITF)事務局長(Dr. Jehangir Khan, Director of Counter-terrorism Implementation Task Force)他1名の表敬を受けたところ概要は以下のとおりです。
- インターネットを使った巧みな広報を行うISIL等,テロを巡る新しい現象にどのように対処すべきかについて意見交換が行われました。
- カーンCTITF事務局長からは,中東,アフリカにおけるテロ対策のための国際協力強化は潘基文国連事務総長も重視,テロを抑圧することだけではなく,予防することも重要,そのために国連としては,テロが生み出される根元の問題に対する対応に力を入れていきたい旨説明がありました。宇都政務官からは,その点は,暴力的過激主義を生み出さない社会の構築等,邦人殺害テロ事件を受けた3本の柱からなる我が国のテロ対策の包括的な取組と軌を一にするものであること,安倍総理が先般の中東訪問で打ち出した「中庸が最善」の考え方について説明等しました。
- 両者は,今後のテロ対策について国連CTITFと日本の考え方は同じ方向性を持っていること,したがってまた今後両者の協力の可能性について引き続き探っていくことが有益であるとの認識で一致しました。