アジア欧州会合(ASEM)

安倍総理大臣の第10回アジア欧州会合(ASEM)首脳会合出席(概要及び成果)

平成26年10月20日

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 10月15日(水曜日)から17日(金曜日)(現地時間)まで,安倍晋三内閣総理大臣は,ミラノにて開催された第10回ASEM首脳会合に出席しました。同会合には,51か国・2機関の代表が出席しました。同会合の概要及び主な成果は以下のとおりです。

1.経済:アベノミクスの成果と,「成長戦略」の新たな取組をアピール(6月改訂後,欧州初)

(1)アジア欧州ビジネスフォーラム(AEBF)・クロージングセッションにおける発信

 成長戦略の一環した基本理念である「オープン,チャレンジ,イノベーション」をキーワードに,

  • 6月改訂の「成長戦略」を通じて,貿易・投資,農業,エネルギー等の分野で,日本をより開かれた魅力的な市場へ変革するとともに,女性を始め全ての人が輝く社会へ変革する意思を表明しました。
  • これらを通じ,日本は,アジアと欧州にインスピレーションとインパクトを与え続けることをアピールしました。

(2)本会合第1セッション「経済と金融に関する課題」におけるリードスピーカーとしての発言

 経済再生・財政再建,及び欧州・アジアの連結性の向上というセッションの議題を踏まえて,

  • アジアと欧州が世界経済を牽引するエンジンとなるには,経済・財政両面の改革が不可欠であり,日本は,「3本の矢」により着実に成果を挙げていることを,具体的なデータとともに説明しました。
  • 6月改訂の「成長戦略」は,『貿易・投資』を通じて,『インフラ』を土台に,そして『ヒトのチカラ』によって,更には地方レベルで,アジアと欧州をつなげることに貢献する旨発信しました。

2.グローバル課題:グローバル課題に対する我が国の取組をアピール

本会合第2セッション「連結された世界におけるグローバル課題への対応」における発言

 開発アジェンダ,防災,気候変動,女性や障害者の権利・エンパワーメント等のセッションの議題を踏まえて,

  • 冒頭,エボラ出血熱に関する最新の我が国対応について説明しました。
  • 「2015年」をキーワードに,(1)ポスト2015年開発目標やポスト兵庫行動枠組の策定,(2)「女性が輝く社会」づくりの推進,(3)気候変動分野,における我が国取組についてアピールをしました。
  • これら3つの分野に共通するのは人を思いやり,約束を守り,行動する,人間を中心に据えた思想であり,日本は,「積極的平和主義」の立場から,グローバル課題に対してより一層貢献を行う旨発信しました。

3.国際・地域情勢:国際社会の平和と安定への我が国立場・貢献をアピール

本会合リトリート・セッション「国際・地域情勢」における発言

 「積極的平和主義」に基づくアジア・欧州との協力に言及しつつ,(1)ISILをはじめとする中東情勢,(2)ウクライナ情勢,(3)北朝鮮の核・ミサイル開発や拉致問題,(4)「海における法の支配」の3原則をはじめとする海洋安全保障について,我が国の立場や貢献を説明しました。

4.二国間会談等:参加国首脳との会談・懇談を通じ,地球儀を俯瞰する外交を強化

(1)北欧・バルト8カ国(NB8)首脳との初会合を開催

  • 基本的価値を共有し,発信力のあるNB8と,ウクライナ情勢につき意見交換し,東アジア情勢を説明しました。
  • 北極の活用・環境保護,女性の活躍促進,イノベーションの活用における協力を確認しました。

(2)EU,イタリア,ウクライナ,タイ,ロシアをはじめ,30か国以上の首脳等と会談・懇談

  • ポロシェンコ・ウクライナ大統領との初会談を実施
     ウクライナ情勢等について意見交換を行いました。安倍総理から,同国の安定に向けた日本の積極的関与・支援を説明し,ポロシェンコ大統領はこれに謝意を表明しました。
  • プラユット・タイ首相との初会談を実施
     タイの民主化や,日タイ経済関係について意見交換しました。
  • 日露首脳会談を約8ヶ月ぶりに実現
     北京APECの際に時間をとって会談することを確認するとともに,ISILをはじめとする中東情勢や,ウクライナ情勢について意見交換しました。

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