大韓民国
日韓外相会談

平成27年6月21日

英語版 (English)

  • 日韓外相会談1
  • 日韓外相会談2

 21日(17時30分から約2時間),岸田外務大臣は,外務省賓客として訪日した尹炳世(ユン・ビョンセ)韓国外交部長官との間で日韓外相会談を行い,その後岸田大臣主催夕食会を行ったところ,概要以下のとおり(同席者:日本側から,杉山外務審議官,伊原アジア大洋州局長ほか,韓国側から,柳興洙(ユ・フンス)駐日韓国大使,金烘均(キム・ホンギュン)外交部次官補,李相徳(イ・サンドク)東北アジア局長ほか)。

1 尹炳世長官の初めての訪日。日韓関係の前進に向け,前向きな意見交換が行われた。会談では,日韓関係総論,日韓国交正常化50周年,人的交流,安保や経済等での日韓間の協力,日韓間の諸課題,北朝鮮問題,そして,南シナ海を始めとする地域や国際社会の課題について議論を行った。

2

(1)冒頭,岸田大臣から,ユン長官の初めての訪日を歓迎し,3月の訪韓時の温かいおもてなしに感謝するとした上で,韓国におけるMERSの流行で亡くなられた方に哀悼の意を表明し,早期の終息及び日本として協力できることがあれば協力したい旨述べた。また,6月22日に両国の首都で祝賀行事が開催されるのは喜ばしく,安倍総理も自分(岸田大臣)も出席するとした上で,困難な問題はあるが,国交正常化50周年である本年を意義深い年とすべく,協力していく重要性を強調した。

(2)ユン長官から,薗浦政務官の空港での出迎えに感謝の意が表明され,3月の外相会談の際に岸田大臣から訪日の御招待を受け,励まされるとともに,国交正常化50周年であることもあって訪日したとの話があった。また,MERSをめぐる岸田大臣の言及に感謝の意が表明された。

3 両外相は,日韓両国で国交正常化50周年を記念して,様々な認定事業が実施されていることを歓迎した上で,本年が意義深いものとなるよう引き続き協力していくことで一致した。その一環として,両外相は,22日に両国の首都で祝賀行事が開催されることを歓迎し(両国首脳の出席を確認),日韓交流おまつりを始め,今後開催される様々な事業を積極的に後押ししていくこととした。

4 両外相は,国際会議の場での外相会談を定例化するとともに,外相の相互訪問を行っていくこととした。その一環として,ユン長官から岸田外務大臣の年内の訪韓の招請があり,適切な時期に訪韓すべく調整していくこととした。また,日韓,日韓米の連携が重要との観点から,日韓米外相会談を適切な時期に開催すべく,三か国で調整していくこととした。両外相は,日韓首脳会談を適切な時期に実現すべく共に努力していくことで一致するとともに,日韓中サミットを本年できるだけ早期に開催することで一致した。

5 両外相は,日韓間の協力関係の強化は,日韓両国のみならず,アジア太平洋地域の平和と安定に不可欠であることを確認し,安全保障,経済といった様々な分野での実務的な協力を引き続き深化させていくことで一致した。韓国でのMERSの流行に関しては,双方が緊密に意思疎通して協力しつつ,対応していくことで一致した。

6 両外相は,日本産水産物の輸入規制強化,「旧民間人徴用工」をめぐる裁判,産経新聞前ソウル支局長の起訴をめぐる問題,慰安婦問題等の日韓間の懸案についても議論した。また,日韓両国は,世界遺産委員会の責任あるメンバーとして,同委員会の成功に向けて協調し,「明治日本の産業革命遺産」と「百済歴史地区」という両国の推薦案件が共に登録されるよう協力していくことで,完全に一致した。

7 両外相は,非核化に向けた北朝鮮の具体的行動を引き出すため,北朝鮮問題をめぐる日韓,日韓米の緊密な連携の重要性を確認し,拉致などの北朝鮮の人道上の問題についての理解と協力を確認した。


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