タイ王国

平成26年11月7日

 本7日午前11時15分より約30分間,菅義偉内閣官房長官は,来日中のプラウィット・ウォンスワン・タイ王国副首相兼国防大臣(H.E. Mr. Prawit Wongsuwon, Deputy Prime Minister and Minister of Defence of Thailand)と会談したところ,概要は以下のとおりです。

1 菅官房長官から,日本としては,タイの新政権との間でも幅広い協力関係を構築したいとしつつ,タイが諸改革推進を通じ,国民和解を達成し,早期に民政復帰することを期待する旨述べました。また,日本の鉄道技術・運用のためのノウハウが,タイの鉄道整備に貢献できることへの期待を表明しました。さらに,日本企業を含む外国企業が活動しやすい公正・透明な投資環境の整備,震災後の食品輸入規制の早期撤廃を求めました。

2 これに対し,プラウィット副首相兼国防大臣からは,ロードマップに沿った形で11分野の改革を進め,真の民主主義に向けて取り組んでいくとの説明がありました。また,両国の緊密な経済関係を更に発展させたいとしつつ,タイ国内の在留邦人・企業の安全確保を約束する旨発言がありました。さらに,鉄道整備における協力,防衛面での交流・協力について引き続き促進したいとの姿勢が示されました。投資環境改善,食品輸入規制緩和については,今後もしっかり取り組みたいとの説明がありました。


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