報道発表
日・グアテマラ外相会談
令和7年6月11日



6月11日、午前11時10分から約35分間、岩屋毅外務大臣は、訪日中のカルロス・ラミロ・マルティネス・グアテマラ共和国外務大臣(H.E. Mr. Carlos Ramiro Martínez, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Guatemala)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。また、両外相は、会談に先立ち、日・グアテマラ間の「外交官研修に関する協力覚書」に署名しました。
- 冒頭、岩屋大臣は、マルティネス・グアテマラ外相の訪日を歓迎した上で、昨10日、首脳間で、両国関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げし、同志国として立場の一致や連携を確認する共同声明に署名できたことを喜ばしく思う、本年は日・グアテマラ外交関係樹立90周年、また「日・中米交流年」であり、両国の関係を一層強化していきたい旨述べました。これに対し、マルティネス外相は、日本側の温かい歓迎に謝意を述べるとともに、大阪・関西万博のナショナルデーへの大統領の参加及び昨日の首脳会談は、グアテマラが日本との関係を重視していることの証左であり喜ばしく思う、「戦略的パートナーシップ」に基づき、日本と一層連携していきたい、今回の大統領訪日は大変満足のいくものであった旨述べました。
- 両外相は、「外交官研修に関する協力覚書」への署名を歓迎し、両国の交流や相互理解を一層発展させていくことを確認しました。また、本年の「日・中米交流年」を契機とした、日本と中米統合機構加盟国とのハイレベル対話の可能性を含め、引き続き両国間で重層的に対話を継続していくことで一致しました。
- 両外相は、日本企業によるグアテマラへの投資の動きを歓迎しました。また、岩屋大臣は、マルティネス外相による大阪・関西万博のナショナルデーへの出席を歓迎しつつ、グアテマラの万博への参加を通じ、両国国民の理解・交流が促進されることを期待する旨述べました。
- 両外相は、核・ミサイル問題及び拉致問題を含む北朝鮮への対応をはじめとする東アジア情勢や国際場裡における協力について意見交換を行いました。また、岩屋大臣は拉致問題の即時解決に向け、引き続きの理解と協力を求めたのに対し、マルティネス外相から支持と連帯の意が表明されました。