報道発表
モーリタニアに対する無償資金協力「ヌアディブ漁港拡張整備計画」に関する書簡の交換
平成25年5月27日
- 本27日(現地時間26日),モーリタニア・イスラム共和国の首都ヌアクショットにおいて,我が方東博史駐モーリタニア大使と先方シディ・ウルド・ターハ経済・開発大臣 (Sidi Ould Tah, Minister of Economic Affairs and Development, Islamic Republic of Mauritania)との間で,供与限度額11億1,700万円の無償資金協力「ヌアディブ漁港拡張整備計画(The Project for the Expansion of Fishing Port in Nouadhibou)」に関する書簡の交換が行われました。
- この協力は,西アフリカのモーリタニア北部沿岸のヌアディブ市の漁港において,埠頭や係留桟橋,護岸の整備等を行うための資金を供与するものです。ヌアディブ漁港は同国北部の水産業の拠点ですが,近年の零細漁船の増加により過密状態となっているため,安全で効率的な出入港ができず,水揚げに支障を来し水産物の鮮度が落ちる等の問題が発生しています。
- この協力により,ヌアディブ漁港の混雑が緩和されることで,地域の水産業の活性化や漁民の就業環境の改善が期待されます。
(参考)モーリタニア概況
モーリタニア・イスラム共和国はアフリカ西部に位置し、面積は103万平方キロメートルを有し、人口は約350万人(世銀、2011年)、一人当たりGNI(国民総所得)は1,000米ドル(世銀、2011年)。