報道発表
国際緊急援助活動参加者に対する外務大臣感謝状授与式
1 1月31日,外務省において,国際緊急援助活動参加者に対する外務大臣感謝状授与式が開催されます。
2 授与式には,インドネシアにおける煙害被害,コンゴ民主共和国における黄熱流行,ニュージーランド南島における地震,スリランカにおけるごみ処理場堆積物崩落事案,スリランカにおける豪雨被害,及びメキシコにおける地震による被害に際して派遣された国際緊急援助活動に参加した約100名が出席し,河野太郎外務大臣から感謝状を授与する予定です。
[参考]2015年10月以降の国際緊急援助隊派遣実績(国際緊急援助隊の活動概要)
(1)インドネシアにおける煙害(ヘイズ)対応
2015年6月中旬以降,インドネシア・スマトラ島などにおける大規模な野焼きや森林火災が発生源と見られる煙害により,同国及び周辺諸国で深刻な大気汚染が引き起こされた。
- <専門家チーム>
- 派遣期間:2015年10月15日~10月21日
- 派遣人数:1名
- 派遣国 :インドネシア
- 活動概要:緊急援助物資(消化剤)を円滑かつ効果的に活用するための助言。
(2)コンゴ民主共和国における黄熱対応
2015年12月以降,アンゴラ,コンゴ民主共和国(以下,コンゴ(民)),ウガンダ等において黄熱が流行。2016年3月以降,コンゴ(民)では,首都キンシャサ特別州を含む5州において感染が拡大。同年5月19日にWHOは公衆衛生上の深刻な事態であると発表,同年6月20日にはコンゴ(民)政府が黄熱流行を発表した。
- <感染症対策チーム>
- 派遣期間:2016年7月19日~8月7日
- 派遣人数:17名
- 派遣国 :コンゴ(民)
- 活動概要: コンゴ(民)保健省幹部への助言,黄熱検査診断のための技術支援,ワクチン接種キャンペーンの事前準備支援等を実施。
(3)ニュージーランド南島における地震被害対応
2016年11月13日(現地時間11月14日),ニュージーランド南島(カンタベリー地域北部)を震源地とするマグニチュード7.8の地震が発生。死者は2名。同島北東沿岸部のカイコウラでは相当な被害が発生し,邦人を含む外国人旅行者及び地域住民が同地から避難した。
- <自衛隊部隊>
- 派遣期間:2016年11月15日~年11月18日
- 派遣人数:約30名
- 派遣国 :ニュージーランド
- 活動概要: 海上自衛隊P-1哨戒機を用いた被災状況の確認。
(4)スリランカにおけるごみ処理場堆積物崩落事案対応
2017年4月14日,スリランカ・コロンボ市コロンナーワのミートタムッラごみ処分場において,高さ48.8メートルの堆積物が崩落。死者は32名,被災者総数は1,782名。
- <専門家チーム>
- 派遣期間:2017年4月19日~4月26日
- 派遣人数:11名
- 派遣国 :スリランカ
- 活動概要:被災地現場の視察・調査を行うとともに,被災地現場における更なる堆積物崩落の危険防止のための対策の助言。
(5)スリランカにおける豪雨被害対応
2017年5月24日から降り続いた豪雨により,スリランカ南西部において,洪水及び土砂崩れが発生。死者は202名,被災者総数は63万人。
- <専門家チーム>
- 派遣期間:2017年6月2日~6月11日
- 派遣人数:10名
- 派遣国 :スリランカ
- 活動概要:被災地現場の視察・調査を行うとともに,被災地現場における二次災害防止のための対策の助言を行う。
(6)メキシコにおける地震被害対応
2017年9月20日(現地時間9月19日)未明,メキシコ中心部において,マグニチュード7.1の地震が発生。死者は369名,負傷者数は8,843名。
- <救助チーム>
- 派遣期間:2017年9月21日~9月28日
- 派遣人数:72名
- 派遣国 :メキシコ
- 活動概要:メキシコシティにおける被災者の捜索救助活動。