報道発表

第8回日中高級事務レベル海洋協議(結果)

平成29年12月6日

 12月5日及び6日,中国上海市において,第8回日中高級事務レベル海洋協議が開催されたところ,概要は以下のとおりです。

1 同協議には,日本側から,外務省のほか,内閣府(総合海洋政策推進事務局),水産庁,資源エネルギー庁,国土交通省,海上保安庁,環境省,文部科学省及び防衛省が,また,中国側から,外交部のほか,中央外事弁公室,国防部,公安部,交通運輸部,環境保護部,国家海洋局,国家能源局,中国海警局,中国地質調査局等が参加しました。

2 双方は,全体会議のほか,(1)海洋政策及び海洋法,(2)海上防衛,(3)海上法執行及び海上安全,及び(4)海洋経済の4つのワーキンググループに分かれて会議を行い,東シナ海に関する様々な問題について意見交換を行い,海洋分野における協力の在り方について議論しました。

3 双方は,本枠組みを含む,二国間での海洋政策と海洋法についての意思疎通を継続することの重要性について確認しました。

4 双方は,防衛当局間の海空連絡メカニズムの構築及び運用開始について前向きな進展を得ました。また,防衛当局間の交流を強化し,相互信頼を増進していくことで一致しました。

5 海上保安庁と公安部辺防管理局は,両長官級会合の議事録に基づき,密輸・密航及び麻薬取引等の越境犯罪対策の分野における協力を引き続き実施し,適切な時期に専門家の相互訪問を実施することで一致しました。

6 海上保安庁と中国海警局は,既存の対話窓口が双方の情報交換の面で発揮している役割及び実務者間の交流を評価するとともに,両国の海上法執行機関の協力の強化について,更なる意見交換を実施しました。

7 双方は,環境省と国家海洋局が,この日中高級事務レベル海洋協議の枠組みの下で,海洋ごみ協力について得た成果を歓迎するとともに,2018年に日中海洋ごみ協力専門家対話プラットフォーム第2回会合及び第2回日中海洋ごみワークショップを実施し,引き続き海洋ごみの分野における協力と交流を強化することで一致しました。

8 双方は,日中海運政策フォーラムを再開し,双方が共に関心を有する海運政策に関する協力について議論することで一致しました。双方は,日中バイの安全・汚染防止メカニズムの下での協力を引き続き強化し,共に関心を有する海事分野の問題について議論することで一致しました。

9 双方は,早期に日中海上捜索・救助(SAR)協定に署名することの重要性を再度確認し,二国間又は多国間の枠組みの下での捜索・救助協力を引き続き進めることで一致しました。

10 双方は,海洋地質学の分野において,協力研究の可能性を検討することで一致しました。

11 双方は,東シナ海資源開発に関する「2008年合意」に関連する問題について,意思疎通を強化していくことで一致しました。

12 双方は,第9回日中高級事務レベル海洋協議を来年前半に日本で開催することで基本的に一致しました。


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