報道発表
ケニアに対する国連世界食糧計画を通じた無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換
平成28年11月1日
1 10月31日(現地時間同日),ケニアの首都ナイロビにおいて,我が方植澤利次駐ケニア大使と先方アナリサ・コンテ国連世界食糧計画(WFP)ケニア事務所所長(Ms.Annalisa Conte, Kenya Country Director,WFP)との間で,ケニアに対するWFPを通じた食糧援助として,総額2億8,000万円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
2 ケニアでは,近年の気候変動にともなう洪水被害や深刻な干ばつによる市場の食糧価格の高騰及び世界経済危機の影響により,多くの家計が貧困状態に陥っており,また隣国のソマリア,南スーダン等から大量の難民が押し寄せ,同国経済を圧迫しています。
3 今回の協力は,ケニア政府の要請を踏まえ,WFPを通じ,食糧を供与することにより,同国の食料安全保障を改善し,開発課題の解決に寄与すること等を目的として,食糧援助を実施するものです。
4 我が国は,2016年8月に開催した第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において,アフリカにおける食料安全保障の促進を表明(PDF)しており,本件協力はこれを具体化するものです。