報道発表

ジンバブエに対する国連世界食糧計画を通じた無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換

平成28年7月11日

1 7月8日(現地時間同日),イタリアの首都ローマにおいて,我が方梅本和義駐イタリア大使と先方アーサリン・カズン国連世界食糧計画(WFP)事務局長(Ms. Ertharin Cousin, Executive Director, the United Nations World Food Programme)との間で,ジンバブエに対するWFPを通じた食糧援助として,総額3億円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

2 ジンバブエでは,2014年及び2015年の収穫期において,降雨量不足,干ばつ及び家畜の伝染病などによる農作物の不作が続き,さらに2016年の収穫期においても,エルニーニョ現象の影響による大規模な干ばつ被害が予想されています。同国政府は,干ばつ被害が約300万人(人口の約23%)の食糧安全保障に悪影響を与えるとしており,また,本年2月には,干ばつを自然災害とした災害事態宣言文を発出し,我が国を含めた国際社会に対して支援の必要性をアピールしています。

3 今回の協力は,ジンバブエ政府の要請を踏まえ,WFPを通じ,食糧を供与することにより,同国の食糧安全保障を改善し,開発課題の解決に寄与すること等を目的として,食糧援助を実施するものです。


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