報道発表

マラウイに対する無償資金協力に関する書簡の交換

平成27年11月4日

1 本4日(現地時間同日),マラウイ共和国の首都リロングウェ市において,我が方西岡周一郎駐マラウイ大使と先方ゴダール・エドワード・ゴンドウェ財務・経済計画開発大臣(H. E. Mr. Goodall Edward Gondwe, Minister of Finance, Economic Planning and Development of the Republic of Malawi)との間で,36億7, 500万円を供与限度額とする無償資金協力「カムズ国際空港ターミナルビル拡張計画」に関する書簡の交換が行われました。

2 この計画は,首都リロングウェ市に位置するカムズ国際空港において,旅客ターミナルビルの改修・拡張及び関連機材の整備を行うための資金を供与するものです。マラウイでは,同空港の将来的な航空需要の増加に対応することが求められているとともに,旅客ターミナルビルの経年劣化による損傷・設備の劣化が生じており,空港利用者の安全性確保のためにも改修工事があわせて必要とされています。
 この協力の実施により,同空港のキャパシティ及び効率性の向上と安全性が確保され,マラウイにおける国境を越えた人の移動と物流促進に貢献することが期待されます。

3 我が国は,2013年6月に開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において,インフラ分野における6,500億円の公的資金の投入等を表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,本件協力はこれらの公約を具体化するものです。

(参考)マラウイ共和国基礎データ
 マラウイ共和国はアフリカ南部に位置し,面積は11.8万平方キロメートルを有し,人口は約1,636万人(2013年,世界銀行),一人当たり国民総所得(GNI)は約270米ドル(2013年,世界銀行)。


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