報道発表

ホンジュラスに対する円借款に関する書簡の交換

平成27年3月25日

1 本25日(現地時間24日),ホンジュラスの首都テグシガルパにおいて,我が方岡田憲治駐ホンジュラス大使と先方アルトゥーロ・コラーレス外務・国際協力大臣(Mr. Arturo Corrales, Secretary of State for Foreign Affairs and International Cooperation of the Republic of Honduras)との間で,160億円を限度とする額の円借款「カニャベラル及びリオ・リンド水力発電増強計画」(プロジェクト位置図(PDF)別ウィンドウで開く)の供与に関する書簡の交換が行われました。

2 この計画は,ホンジュラス北西部の既設のカニャベラル及びリオ・リンド両水力発電所を改修・増強することにより,同国の再生可能エネルギーによる発電能力を維持・増強するものです。この計画により,同国の安定的かつ安価な電力供給が確保され,同国の持続的な経済成長及び気候変動の緩和に寄与することが期待されます。

3 供与条件

(1)金利年0.3%(コンサルティング・サービス部分については0.01%)
(2)償還期間30年(10年の据置期間を含む。)
(3)調達条件アンタイド

4 なお,この計画は,我が国が2013年11月に策定した攻めの地球温暖化外交戦略「Actions for Cool Earth(ACE)」の中で表明した,2013年から2015年までの3年間にわたる気候変動分野の途上国支援策の一環として実施するものです。我が国としては,全ての国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け,ホンジュラスと引き続き気候変動分野で連携していきます。

(参考)ホンジュラス共和国基礎データ
 ホンジュラスは,面積約11万2,500平方キロメートル,人口約810万人(2013年,世界銀行),一人当たり国民総所得(GNI)2,180米ドル(2013年,世銀)。


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