報道発表
モザンビークに対する無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換
平成26年12月8日
1 12月5日(現地時間同日),モザンビーク共和国の首都マプト市において,我が方水谷章駐モザンビーク大使と先方エドゥアルド・コローマ外務協力副大臣(His Excellency, Dr. Eduardo Koloma, Vice-Minister of Foreign Affairs and Cooperation)との間で,6億2,000万円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。
2 モザンビークでは,例年発生する洪水や干ばつに加え,食糧価格の高騰により慢性的な食糧不足が続いています。モザンビーク政府は食糧の増産に努めていますが,未だ国内需給を満たすほどの十分な量を確保できていない状況にあり,緊急な食糧の援助を必要としています。今回の支援は,このような同国の食糧不足に緊急に対応するため,米の調達に必要な資金を供与するものです。
3 我が国は,2013年の第5回アフリカ開発会議(TICADV)において,対アフリカ支援策の基本理念である「人間の安全保障」の推進を表明しており,この協力により,モザンビークにおける食糧の供給状況の改善に貢献することが期待されます。
(参考)
モザンビーク共和国はアフリカ東岸に位置し,面積約79.9万平方キロメートルを有し,人口は約2,583万人(世銀,2013年),一人当たり国民総所得(GNI)は590米ドル(世界銀行,2013年)。