報道発表

ネパールに対する貧困削減戦略支援無償資金協力に関する書簡の交換

平成26年9月24日

1 9月23日(現地時間同日),ネパール連邦民主共和国の首都カトマンズにおいて,我が方小川正史駐ネパール大使と先方スマン・プラサド・シャルマ財務省次官(Mr. Suman Prasad Sharma, Secretary, Ministry of Finance)との間で,3億円の貧困削減戦略支援無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

2 これまで我が国などが教育分野の支援を継続してきたネパールでは,基礎教育就学率がほぼ9割まで向上しました。しかし,留年率・中途退学率は依然として高く,これらの改善が喫緊の課題となっています。この協力は,ネパール政府の学校教育セクター開発プログラムの実施を通じた質の高い教育の普及という同国の政策目標の達成を包括的に支援するため,援助資金を直接先方政府に供与するものです。

3 この協力では,我が国が同国でこれまで実施してきている技術協力プロジェクト「小学校運営改善プロジェクト」等から得られた成果・教訓を活かしつつ,ネパール政府に対する政策レベルの支援を強化することにより,同国学校教育の課題である学校運営改善に向けた高い開発効果が期待されます。

(参考)
 ネパール連邦民主共和国は,面積14.7万平方キロメートル,人口約2,649万人(2011年),1人当たりGNI(国民総所得)は710ドル(2012年,世銀)。


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