報道発表
日・ウズベキスタンODA不正腐敗防止協議会の開催
平成26年4月21日
1 日本政府とウズベキスタン政府は，円借款に関する不正疑惑報道を受け，ODA事業における不正腐敗防止にかかる必要な措置を検討するため，両国政府間の協議の枠組みを設けることにつき意見が一致し，本21日（現地時間同日），ウズベキスタン対外経済関係投資貿易省において，第1回の協議を実施しました。
2 協議には，日本側から，加藤文彦駐ウズベキスタン大使，鹿野正雄JICAウズベキスタン事務所長他が，ウズベキスタン側から，エリヨル・ガニエフ対外経済関係投資貿易大臣（H.E. Mr. Elyor Ganiev, Minister of Foreign Economic Relations, Investments and Trade of the Republic of Uzbekistan），財務省，外務省関係者他が出席しました。
3 協議では，日・ウズベキスタン双方の最新情報の共有に加え，透明性向上及び不正腐敗防止に向けて現在までに行われた措置についての意見交換，及び再発防止策に関する意見交換を行い，また，以下の点を改めて確認しました。
（1）ウズベキスタン政府は，ODA事業における不正疑惑に関する日本側報道を真剣に受け止め，然るべきレベルで必要な措置を取る。
（2）早期の事実究明を目指し公正な調査を実施するため，双方は，必要な情報交換等において相互に協力する。
（3）不正の事実が判明した場合，双方は，国内法令に基づき厳正な措置を取る。
（4）また，その場合には，双方は，判明した事実関係を踏まえた具体的な再発防止策を検討する。