報道発表

なりすましによる旅券不正取得防止のための審査強化期間の実施

平成26年1月30日

1 本30日,外務省において開催された旅券事務主管課長会議において,近年,なりすましによる旅券の不正取得事案が多発している状況を踏まえ,2月20日の「旅券の日」に合わせて,「なりすましによる旅券不正取得防止のための審査強化期間」を実施することが決定されました。実施期間は,2月20日から3月5日までです。また,各都道府県においては,この期間に加え,本年中の適当な時期に別途,審査強化期間を設け,旅券の不正取得の防止対策を推進していくことが,あわせて決定されました。

2 他人になりすまして不正取得された旅券は,不法な出入国に使用され,国際テロや人身取引・不法移民等の国際組織犯罪の発生を助長するほか,他人名義での借金,あるいは振り込め詐欺等の犯罪に使用するための携帯電話の契約や銀行口座の開設に悪用されるなど,さらなる犯罪被害につながるおそれがあります。

3 審査強化期間中は,各都道府県の各旅券窓口において,本人確認の重要性について,申請者から更なる理解を得ながら,本人確認の審査を厳重に行うとともに,警察等関係機関との連携を密にして,他人になりすました者による旅券の不正取得の未然防止と撲滅を図ります。

(参考1)

実施期間 平成26年2月20日(木曜日)から3月5日(水曜日)まで
場所 都道府県パスポートセンター及び市町村旅券窓口

(注)審査強化期間は,上記実施期間以外にも,各都道府県が別途の期間を設けて実施。

(参考2)
 なりすましによる旅券不正取得事案は,平成16年から平成18年までは50~60冊台,平成19年・20年は112冊と急増し,平成21年は87冊,平成22年は86冊,平成23年は43冊,平成24年は26冊,平成25年は13冊を把握。


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