報道発表

ザンビアに対する無償資金協力「ルサカ郡病院整備計画(追加分)」に関する書簡の交換

平成26年1月28日

1 本28日(現地時間同日),ザンビア共和国の首都ルサカにおいて,小井沼紀芳駐ザンビア大使とフェリックス・ンクルクサ財務次官(Mr. Felix Nkulukusa, Permanent Secretary, Ministry of Finance of the Republic of Zambia)との間で,昨年7月17日署名済みの一般プロジェクト無償資金協力「ルサカ郡病院整備計画」(The Project for Upgrading Lusaka Health Centres to District Hospitals)(19億800万円)について,為替相場の変動等の事情から,贈与の供与限度額を19億9,900万円に変更することに関する書簡の交換が行われました。

2 案件概要(ルサカ郡病院整備計画(PDF)PDF

(1)この協力は,南部アフリカの内陸に位置するザンビアの首都ルサカ郡にある2つのヘルスセンターにおいて,病棟の新設と医療機材の整備を行うものです。

(2)ルサカ郡は約140万人の人口が集中する地区ですが,高度の保健・医療サービスを提供する医療機関が1つしかなく,住民の多くが必要な保健・医療サービスを受けることができない状況にあります。

(3)この協力により,対象となる2つのヘルスセンターは郡病院として格上げされ,より多くのルサカ郡住民が帝王切開や外科手術などの高度な保健・医療サービスを受けることができるようになります。

(4)なお,我が国は6月に開催した第5回アフリカ開発会議(TICADV)において,アフリカ保健分野では「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」の実現に向けた保健システム強化や栄養改善に対して支援していくことを表明しており,本件協力はこれを具体化するものです。

(参考1)ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ
 全ての人々が基礎的保健医療サービスを受けることが可能な状況。

(参考2)
 ザンビア共和国はアフリカ南部に位置し,面積約75万3千平方キロメートルを有し,人口は約1,408万人(世銀,2012年),一人当たりGNI(国民総所得)は1,350米ドル(世銀,2012)。

 

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