
カシュガル(中国)における邦人記者の拘束について(当方抗議と中国外交部新聞司の反応)
平成20年8月5日
- 5日午前、在中国日本国大使館道上尚史公使より書簡にて劉建超(りゅう・けんちょう)中国外交部新聞司司長に対して、邦人記者が受けた現地武装警察からの暴力行為は大変遺憾であるとして、再発防止を求めたところ、現地時間午後12時30分頃(日本時間午後1時30分頃)、秦剛(しん・ごう)中国外交部新聞司副司長から同大使館道上公使に対し電話にて以下の回答があった。
(1)秦剛副司長発言
(イ)本件については、昨晩遅く、新疆ウイグル自治区外事弁公室より連絡を受けた。昨4日現地で起こったことは遺憾に思う。
(ロ)地元外事弁公室に対して、事実関係を詳細に把握し、適切に対処するよう連絡を取った。現地関係者が今日午前、当該記者の方に話をしたはずである。
(ハ)外交部としては、外国記者に関する規定に基づき、日本を含む外国記者の業務環境を良くするよう関係部署と連絡をとって引き続き努力する。
(2)これに対し、道上公使よりは、特に暴力行為が今後発生しないよう関係部局に徹底してもらう必要がある旨述べた。
- また、現地カシュガルにおいては、本件事件の中国側関係者より、今般被害にあった記者に対して、謝罪等がなされたとの報告があった。