報道発表

南部アフリカ開発共同体(SADC)に対する我が国政府代表の任命について

平成20年8月1日
  1. 我が国政府は、8月1日の閣議において、松山良一(まつやま りょういち)駐ボツワナ国大使を、南部アフリカ開発共同体(SADC)に対する初代の日本政府代表として併せ任命することを決定した。
  2. SADCは、域内の経済成長の促進、貧困削減、連携強化等を目的に平成4年8月に発足した、南部アフリカ14か国が加盟する地域機関であり、本部はボツワナのハボローネに設置されている(SADC概要別添)。SADCは年一回の首脳会合を始めとした会合・委員会・セミナー・ワークショップ実施等の活動を行っているほか、最近では深刻化するジンバブエ情勢に関して、特別首脳会合を開催して解決策について議論するなど、国際場裡における存在感と重要性を急速に高めてきている。
  3. このようなSADCの重要性の高まりを踏まえ、我が国もSADCとの関係の緊密化を対アフリカ外交の最重要課題の一つとしている。また、我が国がSADCに対する政府代表を任命することは、SADCとの連絡・調整の円滑化等の実質的側面のみならず南部アフリカとの関係における象徴的な意味からも、非常に大きな意義を有する。
  4. 以上のような観点から、今般、松山良一駐ボツワナ国大使をSADCに対する常駐代表に任命することとしたものであり、本件任命により、今後、我が国とSADCおよび南部アフリカとの関係が一層緊密化していくことが期待される。
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