
シュタイナー国連環境計画(UNEP)事務局長による高村外務大臣表敬について
平成20年5月26日
23日15時20分から約20分間、外務省大臣接見室において、高村外務大臣は、訪日中のシュタイナー国連環境計画(UNEP)事務局長による表敬を受けたところ、概要以下の通り。
- 高村大臣より、シュタイナー事務局長が取り組んでいるUNEP内部の改革努力を評価すると共に、UNEPへの支援など引き続きUNEPとの間で関係を強化していきたい旨述べた。これに対し、シュタイナー事務局長より、日本からの支援を感謝すると共に、日本は持続可能な開発を推進する上で死活的に重要な役割を果たしており、今後もUNEPは日本と密接に協力していきたい旨述べた。
- また、国際機関における邦人職員数の増大及び邦人幹部職員の増大につき、シュタイナー事務局長より、UNEPにも優秀な邦人職員が多いことは承知しており、幹部職員への登用を検討したい旨述べた。
- その他、UNEPの組織強化について、高村大臣より、安易に国際機関化を目指すのではなく、既存の機関のスクラップ・アンド・ビルドも含め様々な可能性を検討すべき、と述べたのに対し、シュタイナー事務局長より、既存の機関のスクラップ・アンド・ビルドの有用性の考え方を共有する旨述べた。
(参考) シュタイナー事務局長は、2006年よりUNEP事務局長に就任。