高村外務大臣は、飯倉公館にて、来日中の唐家セン中国国務委員と夕食前に約1時間20分間会談を行ったところ、とりあえずの日中関係総論、中国産冷凍ギョウザ、東シナ海資源開発問題に関するポイント以下のとおり。
1.日中関係総論
(1)高村大臣より、日中双方の指導部は、ともに日中関係を重視する姿勢で一致しており、両国関係は戦略的互恵関係構築に向けて良い協力を築きつつある、一方で国民感情の問題等両国関係を巡る脆弱な側面は依然存在している、このため個別の問題を着実に解決させつつ、交流や協力を積み重ね、関係強化に努めていくことが大切、そのためにも胡錦濤国家主席訪日が実りあるものとなるよう共に努力したい、日本側も、胡錦濤国家主席訪日を極めて重視しており、心待ちにしている旨発言。
(2)唐家セン国務委員より、今年は胡錦濤国家主席訪日をはじめ日中関係にとって重要な行事があり、新たな段階に引き上げるべく共に努力していくべきである、政治的相互信頼を強め、互恵協力を進め、国民感情の改善に努め、両国間の諸問題に善処していくべき旨発言。
2.中国産冷凍ギョウザ
(1)高村大臣より、捜査当局間の連絡も行われているが、日中間の意思疎通を更に緊密にしていくことが必要である、早期かつ徹底した真相究明のため、必要な協力や支援を互いに強化していきたい旨発言。
(2)これに対し、唐国務委員より、中国政府として本件を大変重視しており、問題発覚後、一連の措置をとり、直ちに様々な調査に着手した、公安当局をはじめとして協力を更に強化し、真相を両国国民に説明したい旨発言があった。
(3)また、双方は、食品安全分野における日中間の協力を今後一層強化していくことで一致した。
3.東シナ海資源開発問題
高村大臣から、中国側の政治的決断を要請し、双方は、昨年末の福田総理訪中時に得られた両国首脳の新たな共通認識に基づき、できるだけ早期にこの問題を解決するよう努めることを確認した。