
ガーナ大統領就任式への特派大使の派遣について
平成20年12月26日
- 日本国政府は、2009年1月7日(水曜日)にガーナ共和国の首都アクラで開催される予定の大統領就任式に小泉純一郎衆議院議員(元総理)を特派大使として派遣することとしました。
- 日本国とガーナ共和国は伝統的に友好関係にあります。西アフリカにおける安定した民主国家である同国との二国間関係を益々発展させるため、小泉元総理を特派大使に任命の上、同就任式に派遣することとしたものです。
(参考)
- ガーナ共和国では、2008年12月7日に大統領選挙が実施されたが、第1位のアクフォ=アドゥ候補が50%を得票していないため、憲法の規定に従い、12月28日(日曜日)に第2位のミルズ候補との間で決選投票を行うことになった。大統領の任期は、2009年1月7日から2013年1月6日まで(4年間)。
- ガーナ共和国は、建国の父エンクルマを中心とする独立運動の結果、1957年、サハラ以南のアフリカで第二次世界大戦後初めて植民地支配から独立し、アフリカ諸国の植民地支配からの解放に強力なイニシァティブを発揮した。クフォー現大統領は、良い統治と法の支配を積極的に推進、安定した民主主義国として、地域の平和と安定に積極的に貢献してきた。
- 日・ガーナ関係は、野口英世が黄熱病研究のためガーナへ渡った1927年まで遡り、評価の高い経済協力を基礎に、友好的な二国間関係を維持している。またガーナはアフリカにおける改革・開発努力の模範国であり、我が国としても重点的に支援を行っている。2006年5月には小泉元総理が同国を訪問し、小泉元総理の発案により、アフリカでの感染症等の疾病対策で顕著な功績を挙げた者を5年に1回表彰する「野口英世アフリカ賞」が創設され、2008年5月に実施された第一回授賞式にはクフォー現大統領も出席した。