
TICADIVフォローアップ(ドナー側が表明した支援策の進捗状況について)
平成20年12月25日

- 本年5月に横浜にて開催された第四回アフリカ開発会議(TICADIV)では、各国・機関による支援策を「横浜行動計画」として取りまとめました。同時に、TICADプロセスで表明される支援策の実施状況を定期的に報告し、それを閣僚レベルで検討・評価し、新たな提言を行う「TICADフォローアップ・メカニズム」を設置しました。
- 今般、外務省アフリカ審議官組織に設置された「TICADフォローアップ事務局」は、TICADIVフォローアップとして「横浜行動計画(別表)」に具体的に記載された支援策の進捗状況を取りまとめました。(外務省ホームページ(日本語版、英語版))。なお、今回は、これまで回答のあったものを掲載しており、今後、定期的に更新・公表していく予定です。
- 今後、日本は、各支援策の進捗状況を基に報告書を取りまとめる「TICADプロセス・モニタリング合同委員会」(明年2月、於:東京)、同報告書を基に支援策の履行状況を議論する「TICAD閣僚級フォローアップ会合」(明年3月、於:ボツワナ)を開催する予定です。また、在京アフリカ外交団とも定期的に意見交換を行っています。我が国は、TICADIVで表明された支援策が着実に履行されるべく、「TICADフォローアップ・メカニズム」を適切に運用する考えです。
(参考1) 第四回アフリカ開発会議(TICADIV)
政治・経済の両面で前向きな動きが見られるアフリカの成長を後押しするため、「元気なアフリカを目指して-希望と機会の大陸」との基本メッセージの下開催。経済成長の加速化、人間の安全保障の確立及び環境・気候変動問題への対処を重点事項として議論を行った。同会議で日本は、2012年までにアフリカ向けODAの倍増、民間投資の倍増支援等を表明。
(参考2) TICADフォローアップ・メカニズム
- 「TICADフォローアップ事務局」:外務省アフリカ審議官組織内に設置。
- 「TICADプロセス・モニタリング合同委員会」:年次進捗報告書の取りまとめを行う。
- 「TICAD閣僚級フォローアップ会合」:同報告書を基に進行中のTICAD関連活動について検討・評価するとともに、必要な場合は活動の加速化を提言する。
(参考3) 横浜行動計画