
西村外務大臣政務官とキアラディア・アルゼンチン外務副大臣との意見交換(概要)
平成20年10月31日
- 10月30日(木曜日)午後、西村外務大臣政務官は、来日中のアルフレド・ビセンテ・キアラディア・アルゼンチン外務副大臣と、意見交換を行った。
- 冒頭、西村政務官より、かつてアルゼンチンを訪問した際の思い出に触れつつ、キアラディア副大臣の訪問を歓迎した。引き続き、現下の国際金融情勢に対する我が国の対応につき説明し、先般のアルゼンチンにおける民間年金基金の国有化を含めた国際金融危機の影響等につき質問した。
- キアラディア副大臣より、現在の国際金融危機は先進国から起こったが、その影響は全世界に及び、アルゼンチンは深刻な影響を受けてはいないものの、注視している旨述べ、国際金融システムの修正、金融市場の規制の強化が必要である旨述べた。また、民間年金基金の国有化は加入者の利益を守ることが目的であるとして、資金不足への懸念を否定した。
- 西村政務官より、来る金融・世界経済に関する首脳会合には、アルゼンチンも参加されるところ、実りある協議としたい旨述べた。また、アルゼンチンが健全な経済運営を堅持され、債務問題も解消されれば、日本企業のアルゼンチンへの信頼が回復し、投資が増大する旨述べたところ、キアラディア副大臣より、日本とアルゼンチンがパートナーとして協力できることを期待する旨述べた。