1. 9月12日(水曜日)、2008年に開催されるTICADⅣに向けて本格的な準備を開始したアフリカ諸国との対話の強化の一環として、在京アフリカ各国大使等を当省に招き、町村外務大臣、小野寺外務副大臣、中山外務大臣政務官、小田野TICADⅣ担当大使、目賀田アフリカ審議官らが出席して東京アフリカン・クラブ【注】(TAC: Tokyo African Club)会合を開催した。
2. 冒頭、町村外務大臣より挨拶を行い、TICADⅣの成功に向けた抱負を述べつつ同会議へのアフリカ諸国からの首脳レベル参加を呼びかけた。また、小野寺外務副大臣、中山外務大臣政務官よりそれぞれ自己紹介の挨拶が述べられ、アフリカ外交団長であるハンナシ・チュニジア大使より、町村大臣等の就任に祝意が述べられるとともに、TICADⅣに向けたアフリカ側の期待と要望に関し説明があった。
3. 我が方から、TICADⅣに向けた一連の日程及びTICADⅣの準備状況につき説明し、TICADⅣに向けてこのような在京外交団との意見交換を活用して引き続きアフリカ諸国とのパートナーシップを強化していきたい旨述べ、各国の一層の理解と協力を求めた。また、TICAD共催者(国連開発計画、世界銀行)関係者からもTICADⅣに向けた関係者の連携の重要性について言及があった。
4. 議場では各国大使より、TICADⅣの成功に向けて種々のコメントがなされ、活発な議論が行われた。また、TICADⅣの主要議題の構成を含めて今後の協議を通じて議論を深めていくことにつき、日・アフリカ双方の意見が一致した。さらに、野田由美子横浜市副市長より、TICADⅣが横浜で開催されることについての歓迎の意と、TICADⅣの成功に向けて政府及びアフリカ外交団と連携を強めたいとの意向が表明された。
【注】東京アフリカン・クラブ:アフリカ諸国との対話の強化の一環として全在京アフリカ大使との間で毎年数回の割合で開催している。