日中民間緑化協力委員会第８回会合の結果概要
- 日中民間緑化協力委員会第8回会合が、7月4日、東京において開催された。日中双方の参加者は以下のとおり。
（1）日本側：佐渡島志郎(さどしましろう)外務省アジア大洋州局審議官、松本(まつもと)盛雄(もりお)外務省アジア大洋州局日中経済室長、沼田(ぬまた)正俊(まさとし)林野庁森林整備部計画課長
（2）中国側：曲(きょく)桂(けい)林(りん)国家林業局国際合作司長、洪(こう)小勇(しょうゆう)外交部アジア司参事官兼日本処長、劉(りゅう)立軍(りつぐん)国家林業局国際合作司双辺処長
- 今次会合における議事内容の要点は以下のとおり。
（1）事務局報告を踏まえ、2006年事業年度（2006年7月から2007年6月）に実施した植林緑化事業の実施状況について評価、関連情報等につき意見交換を行った。
（2）2007年事業年度（2007年7月から2008年6月）における民間団体等への助成事業の実施方針（計画の方向性、重点等）について日中双方で討議し、決定した。
（3）助成事業の照査・現地巡回技術指導の継続実施、助成事業の効果的・効率的な推進、資金の適切な運用、普及啓発活動の実施等について了承した。
（4）次回会合は、平成20年6月から7月を目途に中国で開催することとした。
（参 考）
日中民間緑化協力委員会は、中国における植林緑化協力を行う日本の民間団体等（NGO、地方自治体、企業）を支援するため、平成11年7月、中国を訪問した小渕総理（当時）によって提案され、同年11月、日中両国政府が公文を交換し設立された。
日中民間緑化協力のこれまでの取組として、2000年度に23件、2,264ヘクタール、2001年度に29件、2,992ヘクタール、2002年度に38件、3,814ha、2003年度に43件、4,653ヘクタール、2004年度に48件、4,227ヘクタール、2005年度に52件、4,390ヘクタール、
2006年度に56件、3,941ヘクタール（6年間累計で26,281ヘクタール）の植林緑化協力事業につき、助成を実施している。
- 各国・地域情勢
- アジア大洋州局 日中経済室