報道発表

セニオラ・レバノン共和国首相の来日中止について

平成19年5月22日


   フアード・セニオラ・レバノン共和国首相及び令夫人の訪日については、既に5月18日付け外務省報道発表を行ったところであるが、今般レバノン政府より、現下のレバノン情勢にかんがみ、今回の訪日を中止したいとの連絡があり、我が方もレバノン側の事情を理解し、同首相閣下及び令夫人の訪日は中止となった。

 

【参考】最近のレバノン情勢

(1) レバノンの武装組織「ファタハ・イスラーム」はパレスチナのファタハから分派した組織とされ(ファタハは関係を否定)、レバノン北部の難民キャンプを拠点。

(2) 今回の事態は、レバノン政府の治安部隊が19日(土曜日)に発生した銀行強盗の犯人を捉えようとして同難民キャンプを接近したことが発端。その後衝突が拡大し、22日(火曜日)時点で、70名を超える死者が発生。現在も戦闘が続いている模様。この他、現地時間21日夜(日本時間早朝)、首都ベイルートのイスラム教スンニ派地区で爆発事件が発生するなど情勢悪化が見られている。

(3) セニオラ首相は、23日(水曜日)に現地を出発し、インドネシア、日本、マレーシアを訪問する予定であったが、右外国訪問予定を全てキャンセルする由。

(4) 現在、レバノン国内では、ハリーリ元首相暗殺事件に関わる国際法廷設置問題(注:国連安保理において決議採択について協議中)を巡り親政府(反シリア)派と反政府(親シリア)派との対立が高まっている。

 

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