1. 政府は、4月2日(月曜日)及び3日(火曜日)、WHO及びASEAN事務局とともに、我が国がASEAN諸国に供与した新型インフルエンザ封じ込め備蓄の投入演習を実施する。
2. 新型インフルエンザを封じ込めるためには、同備蓄が迅速に発生地に移送され患者及び発生地域の住民に投与されることが極めて重要であるため、WHOが中心となりその実効性を確保するための演習を行うべく協議を行ってきたが、今般諸般の準備が整い、第一回目の演習を行う運びとなった。今次演習においては、カンボジアにおいて新型インフルエンザが発生したとの想定の下、シンガポールの備蓄が迅速に投入されるかどうかが主として机上訓練にて検証される。
3. 2005年12月に開催された日ASEAN首脳会議の場で、小泉前総理より新型インフルエンザを封じ込めるために70万人分の防疫用品及び50万人分の抗ウイルス薬から成る備蓄を供与する旨発表した。同発表に基づき、我が国は2006年5月に同備蓄の引き渡し式典を実施し、以降シンガポールに70万人分の防疫用品と50万人分の抗ウイルス薬が新型インフルエンザ発生に備えて設置されている。
4.新型インフルエンザの封じ込めは、東アジア地域全体にとっての喫緊の課題であり、政府としても今後とも積極的に協力していく考えである。
(参考)
1.今次演習では、実際の投入の場合に司令塔の役割を果たすことになるWHO西太平洋事務所(WPRO)における対応と、現地(カンボジア)での対応が、どの程度効率的に行われるかを検証することが、主要目的になっている。
2.我が国は、WHOが備蓄投入を行う際には通報を受けることになっているため、今次演習において、新型インフルエンザ発生の通報をWHOから受けることになっている。