報道発表

ズィーバーリー・イラク外務大臣との玄葉外務大臣主催夕食会

平成24年5月29日

 本29日(火曜日)午後7時頃から約1時間30分,玄葉光一郎外務大臣は,第一回日・イラク合同委員会に続き,飯倉公館において,外務省賓客として来日中のホーシュヤール・ズィーバーリー・イラク外務大臣(H.E. Mr. Houshyar Zebari, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Iraq)を迎えて夕食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 玄葉大臣から,中東地域の安定と平和の鍵を握るイラクとは,ハイレベルの政治対話を実施していきたい,また,様々なレベルでの交流,特に,教育や文化の面でも交流・協力を強化したい旨述べました。また,同大臣は,イラクが主要な政治勢力による対話という民主的なプロセスを通じ,現下の諸課題を平和裡に解決することを期待する旨述べました。
  2. ズィーバーリー外相からは,日本とも是非政治対話を行っていきたい,また,教育分野での交流については,イラクは1万人の留学生派遣を計画しており,日本の関係諸機関とも既に協力関係を築いてきている,今後も強化していきたい旨述べるとともに,イラク内政状況について,イラクの民主化は日本等の民主主義国のレベルには達していないが,安定に向けて努力していく旨述べました。
  3. この他,両大臣は,イラン,シリア等の地域情勢等について率直な意見交換を行うとともに、玄葉大臣は、イラクが、5月23日(水曜日)にイランの核問題に関するイランとEU3+3との協議をバグダッドで開催したことを評価しました。
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