
日・グアテマラ外相会談
平成24年5月23日
本23日(水曜日)午前12時から約40分間,玄葉光一郎外務大臣は,飯倉公館において,外務省賓客として来日中のアロルド・オスベルト・カバジェロス・ロペス・グアテマラ共和国外務大臣(H.E.Mr. Harold Osberto Caballeros Lopez, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Guatemala)と会談を行い,引き続き昼食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,玄葉大臣から,カバジェロス大臣の来日を歓迎するとともに,日本とグアテマラは伝統的な友好関係にあり,最近両国間の要人往来が活発になっている中,今回の来日を契機にこうした良好な両国関係を一層強化したい旨述べました。これに対し,カバジェロス大臣から,グアテマラ政府・国民を代表し,玄葉大臣の歓迎の言葉に感謝するとともに,今回来日することができ光栄である旨述べました。
- (1)玄葉大臣より,我が国の対中南米政策の基本的方針(参考)を述べた上で,我が国はグアテマラの持続的開発を後押しするため,引き続き可能な支援を検討する,また,これまでの支援の有効活用及び円借款案件「和平地域道路整備計画」のグアテマラ国会での早期承認を期待する旨述べました。これに対し,カバジェロス大臣は,日本によるこれまでの経済協力に謝意を表明するとともに,円借款案件「和平地域道路整備計画」については,帰国後グアテマラ国会で早期承認が得られるよう働きかけたい旨述べました。
(2)また,玄葉大臣から地上デジタルテレビ方式の日伯方式の採用を働きかけたのに対し,カバジェロス大臣は,グアテマラは日伯方式に傾いているが,最終的な決定には時間を要する旨述べました。
(3)更に,カバジェロス大臣からは,今後は経済協力のみならず,両国の経済関係の強化を進めていきたい,温暖化の影響による道路・橋梁インフラの見直しやグアテマラ国内を横断する高速道路の建設等,インフラ事業に対する日本企業の積極的な参加を期待していると述べるとともに,文化交流や学術交流の促進を図っていきたい旨述べました。
- (1)カバジェロス大臣より,グアテマラは現在,安保理非常任理事国であり,北朝鮮問題を始めとする諸課題につき,友好国である日本と連携していきたい,何なりと役に立ちたい旨述べたのに対し,玄葉大臣は,北朝鮮のミサイル発射については,安保理が強い非難と警告を含む議長声明を発出したことを歓迎しており,北朝鮮による更なる挑発行為を防ぐためには,国際社会が一致して確固たる姿勢を明確に示すことが重要であり,グアテマラとも協力していきたい旨述べました。
(2)また,玄葉大臣から,グアテマラの北朝鮮人権状況決議に対する協力に謝意を表明しつつ,グアテマラと引き続き協力していきたい旨述べました。
(3)さらに,玄葉大臣は,安保理改革について進展が図られていないことに懸念を示しつつ,リアリズムが大事であり,我が国としても柔軟な姿勢で各国と協議していく考えであり,グアテマラとも協力していきたい旨述べました。これに対し,カバジェロス大臣は,日本の立場は理にかなっており,安保理非常任理事国として安保理改革に向けて出来る限り努力していくとともに,日本とも連携を図っていきたい,グアテマラを頼りにしてほしい旨述べました。
- その他,太平洋同盟を含む中南米情勢,日・中米フォーラムを含む日・中米関係,「防災ハイレベル国際会議2012」,2020年のオリンピック招致等につき意見交換を行いました。
(参考)我が国の対中南米政策の基本方針
(1)経済関係の強化,(2)国際場裏での協力強化,(3)中南米の安定的発展への協力,(4)日本的価値観の共有