報道発表

ルワンダ共和国に対する無償資金協力「ルスモ国際橋及び国境手続円滑化施設整備計画」に関する書簡の交換

平成23年9月7日

1.本6日(火曜日)(現地時間同日),ルワンダの首都キガリ市において,我が方畑中邦夫駐ルワンダ大使と先方ルイーズ・ムシキワボ外務協力大臣(Hon. Louise MUSHIKIWABO, Minister of Foreign Affairs and Cooperation)との間で,18億6,000万円を限度とする無償資金協力「ルスモ国際橋及び国境手続円滑化施設整備計画」(The Project for Construction of Rusumo International Bridge and One Stop Border Post Facilities)に関する書簡の交換が行われました。

2.ルワンダとタンザニアの国境に位置するルスモ国際橋は,輸送路の中心となる国際回廊の一部を構成しています。しかし,同橋は老朽化が深刻であり,また,通行が一車線であるため重量及び速度制限が課され,特に大型車輌は約400kmの迂回を余儀なくされるなど,増大する交通量に対応できていません。また,国境での通関に多大な時間を要するため,両国の国際物流の阻害要因となっており,同橋掛け替えと国境施設の整備が重要な課題となっています。

3.この計画は,ルスモ国際橋の架け替え,国境手続円滑化施設の建設・改修を行うものです。この計画の実施により,国境通過車両の重量制限及び速度制限が改善され,通関・越境の手続合理化により輸送コストが低減するとともに,同地域の貿易・投資の拡大に寄与することが期待されます。

4.我が国は,2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICADⅣ)において,アフリカ諸国の広域道路網・通関手続円滑化施設の整備を支援していくことを表明しており,今回の協力は,これらの取組を具体化するものです。

(参考1)ルワンダ共和国は,面積約2.63万平方キロメートル,人口約1,000万人,人口1人当たりGNI(国民総所得)540米ドル(2010年世銀統計)。

(参考2)本計画は,ルワンダ共和国及びタンザニア連合共和国に対するものであり,タンザニア連合共和国とは8月29日に書簡の交換を行っている。

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