
キリバス共和国に対する無償資金協力「ベシオ港拡張計画(本体工事)」に関する書簡の交換
平成23年6月29日
- 本29日(水曜日)(現地時間同日),キリバス共和国の首都タラワにおいて,我が方吉澤裕駐キリバス大使(フィジーにて兼轄)と先方テシー・ランボーン外務・出入国管理省次官(Ms. Tessie Lambourne, Secretary for Foreign Affairs and Immigration)との間で、30.52億円を限度とする無償資金協力「ベシオ港拡張計画(本体工事)」(The Project for Expansion of Betio Port)に関する書簡の交換が行われました。
- この計画は、広大な海域を有する海洋国家であるキリバスにおいて、唯一の国際港であり、散在する島嶼を結ぶ国内海上輸送の拠点でもあるベシオ港を、直接コンテナ船が着岸できるように拡張・整備するものです。この協力により、ベシオ港の港湾機能が拡充され、荷役効率の向上による輸送コストの低減など、大きな経済効果が見込まるとともに、キリバスの国民生活が改善・向上することが期待されます。
- 我が国政府は、平成21年5月,第5回太平洋・島サミットを開催し、太平洋島嶼国の良きパートナーとして,同地域の脆弱性の克服のために継続的な支援を行うことを表明しました。この協力もキリバスの繁栄と安定に資するため、同サミットの公約を具体化するものです。
【参考】
1.キリバス共和国は,面積730平方キロメートル(対馬とほぼ同じ),人口約98,045人(2009年)。
2.計画実施地域地図(別添)
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