
ラオ・インド外務次官による松本外務大臣表敬
平成23年4月8日
本8日(金曜日)午後5時25分から約25分間,来日中のニルパマ・ラオ・インド外務次官 (H. E. Ms. Nirupama Rao, Foreign Secretary of India)が松本剛明外務大臣を表敬したところ,概要以下の通りです。
- 冒頭,松本大臣から,東日本大震災後,マンモハン・シン首相(H.E. Dr. Manmohan Singh, Prime Minister of India) やS.M.クリシュナ外相(H.E. Mr. S. M. Krishna, Minister of External Affairs of India)等より温かいお見舞いの言葉をいただいたと述べるとともに,行方不明者の捜索のための支援隊を派遣いただいたことに感謝の意を述べました。また,福島第一原子力発電所の事故を含む東日本大震災の現状を説明しました。
- これに対し,ラオ次官からは,東日本大震災に対する心よりのお見舞いとともに,インドとして必要な支援があれば喜んで提供する用意がある旨述べられました。また,同次官から日本からの食品輸入にかかる措置に関し,本件はあくまでも勧告の段階であり実施に移されたものではなかった,日本政府からの申し入れを踏まえ,インド政府としていかなる措置も日本との協議を経た上でとる旨の説明がありました。
- 昨年10月のシン首相訪日時に設置が合意された閣僚級経済対話につき,インド側で外務大臣が議長を務めることが決まったことを受け,本対話は両国外相を議長とすることで合意し.開催時期については双方の都合のいい時期を外交ルートで調整することとなりました。
- また,原子力に関する様々な側面についても意見交換を行い,インド側からは,原子力が重要なエネルギー源であることは変わりがない旨の説明がありました。