
コモロ連合に対する無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換
平成23年3月1日
- 本1日(火曜日)(現地時間同日),コモロ連合の首都モロニ市において,我が方川口哲郎駐コモロ国大使(マダガスカルにて兼轄)と先方ファーミ・サイード・イブラヒム外務・協力大臣(Fahmi SAID IBRAHIM, Ministre des Relations Extrieures et de la Coopration, charg de la Diaspora, de la Francophonie et du Monde Arabe de l’Union des Comores)との間で,1億4千万円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。
- コモロの主食は米ですが,国内では生産されておらず需要の全てを輸入に依存しています。昨今の穀物価格の高騰により米の価格が上昇し,貧困層にとっては食糧入手が困難な状態が続いています。
- 本件協力は,コモロ政府が米を調達するのに必要な資金を提供するものであり,2008年5月に行われた第4回アフリカ開発会議(TICADⅣ)をはじめとする様々な場において,我が国が表明している食料危機への取組みを具体化するものの一つとなります。同協力により,同国の市場において適正な価格で米が流通され,国民にとって食糧入手が容易になり,コモロにおける深刻な食糧不足が緩和されることが期待されます。
(参考)
コモロ連合は,面積は2,236平方キロメートル,人口は約64万人(世銀,2008),一人当たりGNI(国民総所得)は約870米ドル(世銀,2009)。