
タンザニア連合共和国に対する無償資金協力「貧困農民支援」に関する書簡の交換について
平成23年2月24日
- 本24日(木曜日)(現地時間同日),タンザニア連合共和国のダルエスサラーム市において,我が方中川坦駐タンザニア国大使と先方ラマダニ・キジャ財務経済次官(Mr. Ramadhani M. Khijjah, Permanent Secretary, Ministry of Finance and Economic Affairs)との間で,4億円の無償資金協力「貧困農民支援」に関する書簡の交換が行われました。
- 本件は,開発途上国の食糧増産計画支援を目的とし,肥料を購入するための資金を供与するものです。
タンザニアにおいて,農業はGDPの約3割及び人口の3分の2が従事する基幹産業であり,同国の開発政策上,農業は最優先分野として位置づけられています。本件協力において肥料を供与することにより,同国の農業生産性及び貧困農民の所得向上に寄与することが期待されます。
- 我が国は,2008年5月の第四回アフリカ開発会議(TICADⅣ)において,アフリカ諸国の農業・食料分野における取組みへの協力を強化することを表明しており,本件協力はその達成にも貢献するものです。
(参考)タンザニア連合共和国はアフリカ東岸に位置し,面積約94.5万平方キロメートルを有し,人口は約4,248万人(世銀,2008年),一人当たりGNI(国民総所得)は約500米ドル(世銀,2009年)。